里親制度の先進国が脱「里親」にシフトする中で

gladiolus2009 による 7. グラジオラスの場合, 8. 雑記 への投稿 (7. グラジオラスの場合, 8. 雑記)
タグ:, , , , ,

前回、『里子への冷遇や性的虐待は「よくあること」』と書いたけど、
皮肉ではなく、ほんとうに「よくあること」だと思うの。
里親宅における虐待を調査した統計はないし、数字を示せといわれても無理だけど、
体感的に、里親による里子への虐待が「少ない」とは思えないの。
そもそも「調査が行われたことがない」「統計がない」という事実そのものが、
里親家庭という場所が、だれも中身を知らない「密室」であることの証だと思うわ。
仮に、里親宅に委託されてる児童を対象にアンケートをとったとしても、
子どもたちは里親の支配の下、北朝鮮レベルの「検閲下」に置かれてるから
ほんとうのことは口が裂けても言えない・書けないのは目に見えてるし、
里親たちの思惑どおりの結果が出るのは火を見るよりも明らかだしね。

日本では幸いなことに里親制度の認知率が低いから、
里親は「児童福祉に貢献する人格者、虐待するはずがない」という
里親にとって「好都合な偏見」があり、
それ故に里子への虐待はなかなか発覚しにくい構造があるけど、
里親制度の認知率が高い英米などでは、
里親は「お金目当て、虐待してるかも知れない」という
里親にとって「不都合な偏見」があるらしいの。
実際、里親による里子への虐待はかなりの確率で発覚しており、
学校や病院でも、里子に対して、虐待されていないかどうか
普通の子どもよりも注意深く観察されるらしいわ。
日本でも里親制度の認知率が高くなれば英米のようになるかも知れないけど、
そうなるまでに一体どれだけ多くの子どもたちが悲惨な目に遭うのかしらね?

日本で里親制度を推進する一部の人々はアホみたいに口をそろえて
「先進国では親が育てられない子どもは里親委託が主流!」と主張するけど、
保護児童の里親委託率が高い日本以外の先進国では、
すでに脱「里親」の方向に動いてる現実があるの。
彼らがお手本とする「里親制度の先進国」が、
すでに「里親制度からの脱却」を始めてることを、ご存知ないのかしら?

英国とかドイツとかの児童福祉先進国では、里親家庭の密室性、
密室であるが故に不適切養育や虐待を発見することの難しさ、
里親に報酬が支払われる「雇われ養育人」制度であるから、
所詮「家族もどき」にすぎず、子どもは常に疎外感と不安に苛まれ
正常な家庭がもたらす安心感の中で成長できずに傷つく子どもが多い、
気に入らないことがあると品物のように子どもの「返品・交換」を要求する里親たち、
結果、子どもは里親家庭をたらいまわしにされて心に深い傷を負う・・・など
「里親制度が内包する問題」と、それらを回避することの「限界」を認識して、
里親から小規模施設への転換が行われてるらしいわ。
ドイツでは保護児童は家庭的環境の小規模施設で育てられるのを基本とし、
里親委託は「その必要がある」と認められた3割程度に抑えられ、
英国も徐々にドイツ型の制度にシフトしてるとのこと。
日本も早くそうなってほしいものね。

広告
コメント
  1. miyuki より:

    こんにちは、gladiolusさん。お久しぶりです。

    本当に、どうすれば同等のことがなくなるのでしょうね。。。

    心のそこから、手助けをしたく里親になる人ももちろんいるのでしょうが、
    理想と現実のギャップにが原因で虐待を始めてしまった人とかもいるのかな・・・?とか考えこんでおります。
    子供を育てるのだから、本当に大変なことは最初っから判りきった事なのに。
    「返品」だなんて。。。
    本当、精神が子供な人は里親なんかなれなくすればいいのに!!ペーパーテストで精神年齢を図る、とか。。。(無理がありますが)
    どれだけ利己主義なのか、調査するとか、なんだとか、バカらしいことでもやらないと、本当のことなんて見えないのに。たかだか数時間の面接だなんて。
    年に数度、強制合宿とかあると、少しは減るのでしょうか・・・?(大浴場にも入るだろうし!見えないところへの虐待はできない!!とか)

    子供達が幸せになるのが一番。制度のシフトもそうですが、なにより、里親にとって【不都合な偏見】が広まってくれるといいですね。

  2. gladiolus2009 より:

    miyukiさん、おひさしぶりです。
    お元気そうでなによりです。

    里親制度の中で傷つく子どもを減らすには、どうすればいいのでしょう。
    里子虐待は第三者の目のない「密室」で行われてるが故に、とても難しい問題になっています。
    里親になるためのハードルを高くしたり、里親への研修やサポートを手厚くしても
    最終的にはその人の「資質」や「人間性」にかかわってくるでしょうね。
    テストや面接を重ねたところで、狡猾な里親は上手に切り抜けると思うし。
    ハナから里子を道具として利用しようという魂胆の銭ゲバ里親はもちろん、
    「里親であること」を王冠の宝石のように誇示する偽善者も。

    制度への理想を掲げたらキリがないけど、現実的実効性を考えると、
    里親制度の正しい理解──里親の「実態」が世間に広く認知されて、
    地域社会が里親を監視し、里子を見守ってくれるのを期待するしかない現実。
    「里親制度の正しい理解」促進に、このブログが少しでも役に立てればいいな・・・と思います。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中