「里親家庭こそ虐待の温床」という認識で里子を見守って

gladiolus2009 による 7. グラジオラスの場合, 8. 雑記 への投稿 (7. グラジオラスの場合, 8. 雑記)
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私は里子として里親の家を転々と渡り歩いた経験があるの。
その経験から里親による里子虐待や不適切養育は
かなりの高確率で行われてると確信してるの。
里親の家における里子の扱いの実態調査が行われたことはないし、
仮に調査が行われたとしても里親たちは都合の悪いことは隠して
キレイゴトばかりならべたてるのは目に見えてるから、
里親の自己申告によるアンケートは信憑性がないし、
里親の家に隠しカメラでも仕込んで日常生活を監視しないかぎり
ほんとうの「実態」は永遠に闇の中でしょうけど。

里親制度の実態を知らない一般人の中には
里親推進派の垂れ流すプロパガンダにすっかり騙されて
里親家庭は「安全な場所」と思い込んでる人がいるみたいだけど、
当の里親たちや児童相談所のワーカーをはじめとする
「里親制度の実態に肉薄する人々」は
里親家庭こそ虐待・不適切養育の温床であると「知ってるハズ」なの。
虐待の現場を目撃したことはなくても薄々なにか感じてるハズよ。
ほんとうになにも知らない、なにも問題を感じてないと言い張るなら、
児童福祉の専門職として、もしくは里親としての資質を疑うわ。
もし彼らが「虐待・不適切養育」であるという認識を持たずに
里子を虐待したり不適切養育したり、それらを見逃してるとすれば、
子どもをアザになるほどブン殴って「しつけ」と言い張る虐待親と同じよ。
少しでもヒトらしい感情が残ってるなら、資質のない税金ドロボーは
今すぐ里親もしくはワーカー業を返上していただきたいわね。

里親推進派の垂れ流すプロパガンダのひとつに
「施設は虐待があるから、施設の養育は不適切だから、
保護児童は里親家庭に措置しろ」というモノがあるけど、
施設より里親家庭のほうが子どもが虐待されるリスクは高いと思うの。
実親家庭、一時保護所、児童養護施設、里親家庭のなかで、
里親家庭ほど危険な場所はないと思うわ。
施設における虐待はまれに表沙汰になってニュースになるけど、
虐待が発覚するきっかけのほとんどは施設職員による内部告発なの。
里親家庭は施設より密室性が高くて内部告発する職員がいないから
虐待の発見が困難で、なかなか表沙汰にならないだけなの。
虐待とまではいかない「不適切養育」についても、
里親家庭における不適切養育と施設における不適切養育を比べて
里親のソレのほうが施設よりマシとする論拠はあるのかしら?
「施設養育は不適切だから、里親家庭に」と主張するなら、
その主張の大前提となる「すべての里親家庭で里子が適切に養育されてる」
「里親家庭で不適切な養育を受けた子どもは、施設のそれと比べてダメージが軽い」
という仮説の正当性を裏付ける根拠を提示していただきたいわね。
100分の1くらいの確率で当たるかも知れない奇跡の里親家庭と
何十年も大昔の最底辺施設を比べて「里親家庭の利点」を並べ立てて、
里親制度の実態を知らない一般人を洗脳するヒマとエネルギーがあるなら、
そのヒマとエネルギーを今ある里子虐待を減らす方向に使えばいいのに。
そもそも、里親の家で不適切な養育を受けた結果、味わう苦しみと、
施設で不適切な養育を受けた結果、味わう苦しみを比較して、
どちらがマシかなんて不幸自慢すること自体がナンセンスきわまりないわね。

里親制度の実態を知らない一般人が里親家庭を神聖視する理由のひとつに、
「血の繋がった我が子でも思いどおりに育たなくて大変なのに、
他人の子を育てるのはさぞ大変なことだろう、
その苦労をすすんで引き受ける里親はマザー・テレサのような
立派な人格者にちがいない」という里親幻想があると思うの。
このような「里親幻想」を抱く人々は、もし自分が里親になったら、
里子に対して「我が子と同じように」愛情をそそぎ、実子と分け隔てなく育て、
実の親子のように一生涯にわたって里子と関係を持ち続ける前提で考えて、
「自分にはムリ」→「里親ってスゴイな」という結論に至ると思うの。
一般人の多くは里親に手当が支給されることも知らないし、
手当が支給されることを知ってたとしても、
人ひとりの人生を左右する「責任の重さ」を前にしたら、
どれだけ大金を積まれても割に合わないと思うのは当然だわ。
私だって自分にできないことを実践してる人物は素直に尊敬するもの。
でも残念ながら、私の知ってる里親たちは、
里親制度の実態を知らない一般人が考えるような「責任の重さ」とは無縁だったわ。
里親たちにとって、里子の人生は、すごく軽いの。
犬を飼うより軽いかも知れないわね。
死なない程度にエサを与えて、寝床と着る物をあてがって、
あとは気分で怒鳴ったり殴ったりしてればいいの。
彼らにとって里子というのは、その程度の生き物なの。
暴力と恐怖と食べ物を使えば、子どもを「ねじ曲げる」のは簡単なの。
だからこそ、マトモな一般人には「割に合わないこと」でも、
お金目当ての里親たちはじゅうぶん採算がとれてるの。

長々と書いてしまったけど、私が伝えたいことは表題にあるとおり、
実体のない「里親幻想」を捨てて、里親家庭を神聖視するのはやめて、
里親家庭にも虐待はあるという認識で里子たちを見守ってほしいってことなの。
虐待を発見したらどうするか、どうすれば当該児童を危険にさらさずに
里親家庭という危険な闇から救いだせるかはケース・バイ・ケースで
容易に答えを提示できるものではないけれど・・・

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コメント
  1. こばん より:

    いろいろと勉強になりました。ありがとうございます。
    日本の里親制度はそういう制度だったのですね。
    gladiolus2009さんの書いている事実に憤りを感じます。

    学生時に私は養子を貰う自分を思い描いてました。
    ですが、いろいろと読ませていただくと自分の子(1歳の娘が居ます)と差別なく
    可愛がることができるのか考えてしまいますし、男親はそれができたとして現実問題として
    母親がそうできないかもしれないですし、難しいですね。

    里親はあきらめつつありますが、経済的には余裕ある方なので何かしたいとは考えています。
    そういう私にとって何かできることがありましたら教えてください。

    多くの人は同じように考えていて、税金もちゃんと里子のために使われていると思ってるはずですが、
    gladiolus2009さんのおっしゃることで、明らかに間違っているのはわかりましたので、
    何かできないかと思います。

  2. gladiolus2009 より:

    こばんさん、こんばんは。
    私のつたない文章にお付き合いいただきまして、ありがとうございます。

    私は被虐待児や親がアテにならない子どものしあわせを第一に考えるなら、
    養子縁組こそが現行制度において唯一推奨される制度だと思っておりますが、
    日本の養育里親(養子縁組を前提としない里親)たちは
    なぜか養育里親こそが崇高でエライと思っておられるようです。
    数の問題で養子縁組里親を敵に回さないようおもねってはいるけど、
    内心では「実子のいない養子縁組里親」を見下しておられるようで、
    言葉や主張の端々にいやらしい優越感が滲み出てるのが鼻につきますね。
    「かわいそうな子どもにあたたかい家庭を与えてあげる崇高なワタクシ」さんより、
    実子がおらず子どもが欲しい夫婦の養子になるほうが、
    子どもにとってはモアベターであると思いますけど。
    まあ、養子縁組で育てても、オトナになって思いどおりに育たなければ離縁して
    着のみ着のまま路上に放りだすような養子縁組里親もおられるようですが、
    少なくとも法的に親子関係を成立させ、身銭を切って子どもを育てる段階で
    「わが子として育てるつもり」「家族になるつもり」はあるワケで、
    法的責任はとらず、身銭を切るどころか公費から報酬を受け取り、
    さらに里子に支給される養育費をネコババする養育里親より百万倍はマシで、
    虐待や不適切養育のリスクは低いと思われます。

    なにかできること・・・そう仰っていただけて、それだけで嬉しいです。
    とりあえず無理をなさらず、ご自身の負担にならない範囲で、
    できるところから始めてみてはいかがでしょうか?
    身近に里親制度について誤まったイメージを持つ人や、
    里親家庭は「安全な場所」であると誤解してる人がいたら、
    おだやかに現実を説明して、正しい認識を広めていくとか。
    たとえば、米国のように里親制度が浸透してる国では
    「里親」といえば児童虐待の代表選手というイメージが根強く、
    そういう国では里親による里子虐待の発覚率が高いのですわ。
    また近年、親による虐待で保護される児童は増加してますが、
    虐待そのものは増えてない、むしろ減ってるのでは?という説もあります。
    虐待する親が増えたのではなく、社会の虐待に対する意識が高まったおかげで
    児童相談所や警察への通報件数が増え、保護される子どもが増えただけである、と。
    里親制度についての正しい認識が浸透し、社会全体が里親を監視して
    里子を見守ってくれるような社会になってほしいと思います。

  3. 小鉄 より:

    はじめまして。小鉄と申します。
    ・・・こんなにディープな問題があるなんて、
    いやぁ、もう、絶句です。
    里親に「報酬」が支払われているコトすら、わたしは知りませんでした。
    ええ、里親さんはみな、マザー・テレサだと思っていました。
    みな、「慈愛」の精神に満ちた人たちだと思っていました。

    ・・・わたしなんかが知り得ない、ディープな世界なんですね。。。
    この闇に少しでも光を当てたいです。

  4. gladiolus2009 より:

    小鉄さん、はじめまして。
    ディープな世界にようこそいらっしゃいましたでございます。
    小鉄さんのように里親はマザー・テレサであると思っておられる方々が多く、
    それ故に里親による里子虐待は発見されにくい現状がございます。
    里子の様子から、普通なら虐待が疑われるようなケースがあっても
    里親=人格者、虐待するハズないという先入観から
    里親の言い訳がまかりとおって虐待が見逃されてしまうのであります。
    里親推進派は、すべての保護児童を里親家庭に措置するよう求めておられますが、
    そもそも家庭で育てられない子どものしあわせを第一に考えるなら
    普通は「すべての子どもは『本人が選んだ場所』で暮らせる権利を保障しろ」
    という発想になると思うの。
    子ども自身が施設か里親家庭か選べて、措置された施設や里親がイヤだったら
    べつの施設や里親のところに行ける権利を保障すべきであると思うの。
    でも里親団体は子どものしあわせより余剰里親の失業対策が優先で
    子どもの選択権を一切認めず「すべての子どもを『里親家庭』に」の一点張り。
    子どもに選択権を与えたら里親家庭を選ぶ子はごくごく少数で、
    里親の需要は激減、余剰里親が激増するという自覚がおありなのでしょう。
    子どものためではなく「里親のため」の活動であることがとてもよくわかります。

  5. 小鉄 より:

    gladiolus2009さん、たびたび失礼します。
    里親制度の実態が、gladiolus2009さんのおっしゃるとおりだとしたら、
    本人に、どこへ行くかの「選択権」が無いのが問題なのですね。
    わたしはテレビ好きで、テレビの報道がどんなコトを取り上げているのか、
    毎日チェックしています。が、このような問題提起に出会ったコトは、皆無です。
    そう言われれば、テレビで取り上げられる「里親制度」は、
    取材対象は「里親」であり、「里子」にマイクを向けられたコトは、無いでしょう。

    このわたしのブログに、このブログへのリンクをはらせていただけませんか・・・?
    何をしよう、というつもりはありません。
    リンクをはり、「リンクをはったよ」という記事にして・・・
    それ以上の「論評」めいたコトは控えたいと思います。

    よろしくご検討ください。

    小鉄

  6. gladiolus2009 より:

    小鉄さん、こんばんは。
    本人にどこへ行くかの「選択権」がないのはもちろんですが、
    もし制度上の「選択権」が与えられたとしても、それがほんとうに機能するかが問題ですね。

    リンクの件、もちろん大歓迎でございます。
    メディアにおける里親の扱いは美空ひばりさんや石原裕次郎さんと同じで
    なぜか賛美以外の意見はタブー視されてる現状があります。
    当ブログへのリンクや紹介は、それが批判であれ叩きであれ粗捜しであれ
    長年タブー視されてた事実が取り上げられること自体を大きな進歩と捉え、
    どのような形での紹介であっても弾いたりお断りすることはありません。
    悪意をもって当ブログを槍玉にあげる方々は、やめろ頼んでもやめないだろうし。

  7. 小鉄 より:

    gladiolus2sさん、こんのちは。
    リンクの件、承諾していただき、ありがとうございます。
    なるべく多くの人がここを訪れるように祈っています。
    では。。。

  8. こばん より:

    お返事ありがとうございます。

    gladiolusさんのおっしゃるとおり、里親制度と養子縁組の違いの認識を広めていく
    努力はしていきたいです。似ているようで、まったく別なものなのですね。
    なんとかマスコミ・政治方面に実状を聞かせたいです。

    お話し変わってすみませんが、アフリカのエイズ遺児のホーム運営を協力するNPOの
    支援をしていたのですが、何かそういった施設の子の方が楽しそうに見えました。
    実親子でなくても親子が望ましいという固定概念は捨て、家族という枠組みではなく
    子供たちを育てるような取組もあってもいいのではないかとも思えました。

    個人の資質にもよるのでしょうが、実子の子育てにおいても精神疲労してしまって
    暴力の末に殺してしまう親も居るようですし、それも核家族化の弊害の一つで、
    本当は大家族みたいな、いろんな人が介在する環境があることが子供にとっては
    大切なのではないのかなと。

    自分(や自分の子ども)も親などが一瞬の交通事故で無くなってしまうと、
    gladiolusさん他このサイトに寄稿している元里子の立場になったわけなので、
    そういうことが今でも起きてると考えたらなんともやりきれません。

  9. 小鉄 より:

    たびたび失礼します。
    わたしはこばんさんのご意見には、賛同しかねます。
    「家族」という枠組みを取っ払ってはいけないような気がするのです。
    「社会で子供を育てる」という考え方が広まりつつあるようですが、
    一義的には「親」が「子」の責任を負うのが筋ではないかと思うのです。
    でなければ、その子供を養育していく「責任」がどこにあるのか、
    不明瞭になってしまいます。
    それではまるで、日本人全員が「里親」になってしまうようなモノだと思うのです。
    わたしは、gladiolus2009さんのおっしゃるとおり、「養子縁組」をする
    コトが、里子にとって最良の道であると考えます。

    勝手な意見を述べさせていただきました。
    申し訳ありません。

  10. gladiolus2009 より:

    こばんさん、こんばんは。
    お返事が遅くなってしまって申し訳ありません。

    親に育てられない子どもは「社会的養護」の中で育てられますが、
    その子のかかえる事情によって必要な「社会的養護」の質は異なります。
    オトナでも、映画「寅さん」の「とらや」や「タコ社長の工場」のような
    人間関係が濃密な「家庭的な」職場を「居心地よい」と感じる人もいれば、
    システマティックな組織の中で働くことを希望する人もいます。
    システマティックな組織のほうが「働きやすい」と感じる人を
    「とらや」に住み込みで働くよう強制するのは、
    それだけで虐待的な処遇といわざるをえません。
    ある日とつぜん逐電して音信不通になるのは、まだマシです。
    ヘタすればウツになり、生きるのに疲れ果て、
    逃げる気力さえ奪われて自殺するかも知れません。

    親が子を育てるのが当たり前とされる世の中で、
    たしかに子どもは家庭の中で育てられるのが理想ですが、
    親に育てられない子どもは現実に存在し、
    彼らは「社会的養護」という枠の中で育てられます。
    それは動かしようのない「現実」なのですわ。
    たとえ里親家庭という「エセ家庭」「家族もどき」を与えられ、
    里親を「お父さん、お母さん」と呼んで育ったとしても、
    里親制度は「社会的養護」の一形態にしかすぎません。
    そこが里子の家庭ではなく、里親が里子の親でもないのは、
    ごまかしようのない「事実」であり「現実」なのです。
    ある時期がきたら「親に育てられない」という「現実」を受け入れ、
    その現実と折り合いをつけて生きていくしかないのですわ。

    里親制度はパブリックな「社会的養護」です。
    「親子」や「家庭」を模しても「公共の福祉」であることは変わりません。
    社会的養護──パブリックサービスだからこそ公費が投入され、
    里親たちに労働対価が支払われ、措置終了後の責任は問われないワケです。

    「家庭的環境の社会的養護」なら「施設」でも可能です。
    里親家庭という「他人の城」──息のつまるような「密室」の中で、
    里親家族に遠慮して食べたいモノも「食べたい」と言えずに育つより、
    ある程度は風通しのいい場所で、複数人の専門職の公平な「目」に
    見つめられて育つほうが、子どもは委縮しないでのびのびでき、
    ヘンに卑屈になったりしないで済むぶんマシだと思います。

  11. gladiolus2009 より:

    小鉄さん、こんばんは。
    リンクしていただきましてありがとうございました。
    お礼とレスが遅くなりまして申し訳ありませんです。

    里親制度はただの「社会的養護」の一形態にしかすぎませんが、
    養子縁組はいわゆる「社会的養護」とは「別モノ」であり、
    「社会的養護」の枠を「超えるための制度」であると思います。
    里子を養子にする前提で家庭に迎える「養子縁組里親」さんたちは、
    里子(養子)に「社会的養護」を施してやってるという意識はなく、
    普通の親が子どもを育てるのと同様の意識と責任の下で
    里子(養子)を育てておられる方が多いと思われます。
    養親夫婦と法的に「親子関係を成立させる」ことによって
    養子が享受するメリットが大きいことも見逃してはなりません。

    「里子を養子にする里親さん」と、そうする気のない「養育里親」では、
    やはり「里子の養育に対する意識」に大きな違いがあります。
    里子の将来に責任はなく、養育費や報酬をもらって里子を預かる養育里親は、
    里子の扱いが「それなり」であるのは想像にやすいと思います。
    当ブログで主張しておりますように、現行の「養育里親」というのは、
    措置終了後の里子の人生に里親が責任を問われることなく、
    里子にお金をかけなければ里親が儲かる制度であることも、
    里子の扱いが「それなり」で、里親サイドが「それでよし」としてる大きな要因であると思います。

    ひとくちに「親に育てられない子ども」といっても、そうなるまでの事情はさまざまです。
    生まれてすぐに遺棄されて親の名前もわからない子もいれば、
    親と一緒に暮らした記憶があり家族への帰属意識がある子もいます。
    親との連絡が途絶えた子もいれば、定期的に面会してる子もいます。

    「親に育てられない子ども」のうち、親が消息不明であったり、
    子どもに対して拒絶的でまったくアテにならなかったり、
    親の存在が子どもにとって「百害あって一利なし」である場合、
    その子は「施設」や「里親家庭」という「社会的養護」の枠を超えた
    恒久的な「よりどころ」や「うしろ盾」をあたえられるべきであり、
    現行制度で唯一推奨できるのは養子縁組だけであると思います。
    「虐待のない里親家庭ならイイ」という問題ではありません。
    以前は「虐待のない里親家庭」なら「よし」と考えてた時期もありましたが、
    「虐待のない里親家庭」で育てられた元里子さんたちの抱える心の闇を
    知るにつれて、里親制度そのものが問題であると考えるようになりました。
    「家庭的環境の社会的養護」なら、施設のそれで充分なのです。
    また「養子縁組」をしても虐待や不適切養育が起きる可能性もあるので、
    養子が成人するまでは「法定後見人」のような制度を設けて、
    子どもの自由意思で離縁でき、離縁後は好きな場所に行ける前提が必要です。

    いずれにせよ「親が育てられない子ども」の処遇は
    子ども自身が選べるようになればいいと思います。

  12. こばん より:

    Gladiousさん・小鉄さん、こんにちは。
    Gladiousさんの人それぞれに合うものがあるとおっしゃるのはそのとおりですし、小鉄さんの
    責任の所在という意見ももっともだと思いました。

    ちょっと浅はかな意見だったかもで、その後事例やいろいろと読んだりしていたのですが、
    養護施設でひどい虐待があった例もありましたし、逆に養護施設が本当の家族よりも素晴らし
    かったと主張している方もいました。そして、残念なことに普段は全然普通なよい人が
    養子をもらった家庭でも虐待死につながってしまった例もありました。

    それらを読んだだけな私の勝手な意見なのですが、共通するのはやはり子供がどんな状況でも
    必ず愛情を持って親・里親・養護施設の管理者が接していけるかどうかなのかではないか
    と思いました。

    受け入れる人の資質次第と片づけてしまうのは簡単ですが、それでは何ら解決しませんので、
    そういう立場の人たちにきちんとした訓練や精神状況の検査も定期的に行ったり、
    子供らからもきちんとヒアリングをする体制にすることが一歩なのかなと思います。

    Gladiousさんのおっしゃるように税金から雇われ里親に金銭を投げつけて社会としては
    解決した気になっていながら、実は悪化させてしまっている現状が一番まずいので、
    何とか認識を広めたいですね。

  13. たま より:

    はじめまして。 児童養護施設で虐待を受けて育った者です。
    アメブロのの方で、養護施設の実態と改革について考えようと、みんなに呼びかけを行っています。

    実は、私も「里親」の実態を知らず、養護施設での虐待の経験から、里親委託の推進派だったのですが、昨日ある人物からのアドバイスをいただき、ここを知りました。

    調べていけば調べていくほどに、その実態を知れば知るほどに、里親の酷さを実感させられています。
    児童養護施設は、認識も改まってきているのを、私のブログでは感じてきていて、
    「捨てたものじゃない」
    という、手応えを感じてきているのですが、皆さんが述べられている虐待が事実なら(すいません。経験が無いので仮定になります)里親制度こそ改められるべき問題だと、痛感させられました。

    誠に不躾なお願いで申し訳ないのですが、このサイトの資料「里親に支払われている手当の実態」や、ここに述べられている体験は、引用しても差し支えないものなのでしょうか。
    子どもの虐待問題を考えるにあたり、また不幸にも私達のように、親元で育つ事のできない子どもの問題を考えるにあたり、是非多くの人に知ってもらいたいと思います。

    ご一考いただければ、幸いです。

    これからも、皆さんの意見を拝聴しにお伺いしたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

  14. gladiolus2009 より:

    たまさん、こんにちは。
    児童養護施設で虐待を受けて育ったのですね。
    言葉で語りつくせぬくらい辛かったことお察しします。
    どこで育ったのであれ、子どもが虐待されるのは絶対に許されることではなく、
    児童虐待の発見と児童の救出が、なによりも優先されるべきだと思います。
    しかし里親家庭は、その密室性ゆえに里親による里子虐待や不適切養育が発見されず、
    悪質な里親が何十年間も野放しにされ、ベテラン面して幅を利かせてる現実があります。

    たまさんのブログを拝見し、その主旨に大いに賛同しました。
    出典を明記していただければ、なんなりと引用していただいて構いません。
    当方からリンクを張らせていただいて、よろしいでしょうか?

    こちらこそ何卒よろしくお願いします。

  15. gladiolus2009 より:

    こばんさん、こんにちは。
    子どもに愛情をもって接してくれる養育人がいるのが理想ですね。
    しかし、個人の「愛情まかせ」にするのは非常に危険です。
    個人の「善意」をアテにして作られた里親制度の実態を見れば、
    その危険性の高さは一目瞭然であると思います。

    こばんさんおっしゃるとおり、最終的には個人の資質・人間性に関わってきますが、
    その資質とやらを一体だれが判断するのか?が問題になってきますね。
    マヌケな役人が、狡猾な里親の「資質」を見抜けるとは思えません。
    里親認定をする児童相談所の職員に、もう少し「見る眼」があれば、
    現役里親の半数以上は審査の段階で落とされてるでしょう。
    里親であれ施設職員であれ児童の養育にあたる人を常に厳しく監視し、
    養育の実態を正しく把握、監督する制度が必要であると思います。

  16. たま より:

    Gladiousさん、こんばんは。

    いえ、私も施設の中ではかなりの虐待を受けた方ですが、それでも皆さんと比べようもありません。
    正直に話させていただけるなら、実を言うとここの体験談を聞くまで、

    私は当時のフラッシュバックに、自分が押しつぶそうになっていて苦しんでいました。

    ただ、ここの記事を読んで、それまで一部の方の意見に踊らされていた自分を知り、うかつにも
    「養護施設より里親へ」
    と言っていた自分に腹が立つと同時に、実態を知らなかった自分が恥ずかしくなり、
    そして、みなさんに申し訳なく感じているうちに、フラッシュバックが消えました。

    それがまた、そんなのでいいのかと、自問自答を繰り返しています。

    リンクについては、私のような者のものでよければ、よろしくお願いします。
    まだまだ開いたばかりのブログであり、みなさんよりも全然勉強不足でもあるのですが
    自分のできる範囲で、頑張ってみようとは思っています。

    ネットに詳しいわけでもないので、使い方も良く分かっていなかったりするのですが
    できれば、色々お力をお貸し下さい。 

    里親の実態が全然見えなくて
    養護施設などと違い、その年齢・年収・家族構成・経歴など、全く分かりません。
    それだけでなく、里子のみなさんのその後の進路などの資料も、全く見つける事ができないのです。

    それらのデータがあれば、もしかすると養護施設以上に酷い実態を、
    世間の皆さんに、より説得力を持って、訴える事ができるのかもしれないのですが
    施設と違い、個人情報の壁があるのか、もどかしく思ってます。
    出典を明記して、使うようにいたします。

    また、Gladiousさん以外のみなさん、まだまだ駆け出しで、
    色々とご迷惑をおかけするかも知れませんが、よろしくお願いします。

    反対意見等も、全然構いませんので、色々お教えいただけば幸いです。
    これからも、よろしくお願いします。

  17. たま より:

    お言葉に甘えて、そのままリンクにて記事を紹介させて頂きました。

    本当は、私にはかなりきつい表現も含まれていて、私の方で原文を少し優しい雰囲気にしようとも思ったのですが
    (読んでいる方に、未成年も居るため)
    それだと、作られたお話になってしまうので、直リンにさせて頂きました。

    表現不足で力不足なのは否めませんが、気付いた事、またこういった事も・・・というのがあれば、アドバイス・ご指導の方、よろしくお願いします。

    何といっても、私は里親宅の実態は知らない人間ですので・・・・。

    よろしくお願いします。

  18. gladiolus2009 より:

    たまさん、こんばんは。
    リアルが忙しく、レスが遅れて申し訳ありませんでした。

    保護児童の社会的養護について、たまさんの熱意に感服してます。
    私にとって児童養護は里親の家で経験したイヤな記憶と直結しており、
    自分の中で避けて通ってきた問題なので、あまりよく知りません。
    私たちはこのブログで自分が経験したこと、見たこと、聞いたこと、
    そして思ったことを、ありのままに書いてるだけなのです。
    制度に関する情報は里親たちのほうが精通しておられるでしょう。

    ただひとつ言えることは、里子たちの中にも施設経験者はおり、
    実際に「虐待のある施設」で暮らした経験のある元里子も、
    「里親の家より、虐待のある施設のほうがマシだ」と言ってる事実、
    そして、虐待のない里親家庭で「適切に」育てられた元里子の方も、
    やはり里親制度の中で心に深い傷を負ってる事実です。
    保護児童の社会的養護は、施設母体のグループホームが
    もっとも優れていると私も思います。

    たまさんのブログにリンクさせていただきました。
    力になれることがありましたら、是非お声をおかけください。
    たまさんの活動を心より応援しております。

    今後ともよろしくお願いします。

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