【里親家庭の利点】の嘘 その1

maron2009 による 6. マロンの場合 への投稿 (6. マロンの場合)

里親を推進する人々は、
施設養護と比較して、里親家庭の利点を挙げています。
その中には、根拠のない虚偽情報が多く含まれています。

里親制度の現実を知らない人が、
里親家庭を極度に理想化して、空想上の理想の里親像を
【あたかも現実のように】語っているのかも知れません。
あるいは、里親サイドによる、
世論【里親の社会的評価】操作を目的とした、
意図的な情報操作かも知れません。

どちらにしても、一般人がイメージする里親像は、
現実の姿から乖離しているのは、事実です。

そこで、里親家庭の利点とされている事を、
私なりに、検証して行きたいと思います。

今回は、以下のテーマを、掘り下げてみます。

●里親家庭は、養育者が固定されている?

「施設は職員の退職等で、養育人の交代があり、
児童が養育人と安定した関係を築けないが、
里親家庭は、養育人が長期固定しているので、
安定した関係を築く事が出来る」

これは、里親サイドが好んで使用する売り文句ですが、
果たして本当に、そうなのでしょうか?

確かに、施設では、職員の交代があります。
しかし、職員が変わっても、
施設の有る場所が変わる事はありません。
施設の文化や習慣が、変わる事もありません。
児童は、同じ土地で暮らし続ける事が出来ますし、
それまでと同じ文化や習慣の中で生活して、
同じ学校に通い続ける事が出来ます。

施設は、児童を選り好み出来ません。
しかし、里親は里子を選べます。
そして、預かった里子を、返品する権利があります。
いつでも、理由の如何を問わず、自由に返品できます。

里親家庭を【たらい回し】にされる児童は、少なくありません。
複数の里親宅を、短いスパンで転々とさせられる児童も居ます。
私は、半年、1年、2年の単位で、措置先が変わりました。

施設で担当職員の変更があっても、
それ以外の環境は変わりません。
何人も居る職員の中の1人が、変わるだけです。

しかし、措置先が変更になると、
すべての環境がガラリと変わります。

当然ながら、住む場所が変わります。
学校も変わります。
友達も変わります。

施設と里親家庭が全く異なるように、
A里親とB里親も、全く異なります。
文化も違います。
価値観も違います。
宗教も違います。
里子に求める役割も違います。

文化も価値観も違う世界で、
また1から、やり直さなくてはなりません。
その前に居た里親宅で身につけた文化は、
次の里親宅では、まったく役に立ちません。

措置先が変わるたびに、
全ての人間関係と生活習慣と価値観をリセットするのは、
子供にとって、かなり大きな負担になります。
その負担の大きさは、
施設で担当職員が変わる事とは、比較にもなりません。

確かに、担当職員が平均3年で交代する施設では、
担当職員と児童が、長期安定した関係を構築するのは、
難しいと思います。
しかし、「施設を【たらい回し】にされた」と言う話は、
聞いた事がありません。

里親を推進する人々は、里親制度は施設と比べて
「養育人が固定している事」を利点として挙げています。
しかし現実は、子供が【たらい回し】になる可能性を
内包する制度でもあるのです。

半年、1年の周期で、措置先が変わり、
その度に、何から何まで劇的に変化する生育環境が、
施設養護より優れているとは、私には思えません。

【里親の一方的な都合による里子の返品】や
【たらい回し】が横行する現実を隠して、
「施設は職員の交代があるが、
里親家庭は養育人が固定しているから、
里親は施設より優れている」と宣伝するのは、
一種の【誇大広告】ではないでしょうか?

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コメント
  1. ひろりんぽ より:

    確かにそうかもしれませんね。あなたのおっしゃるとおりと思えてきました。
    里親は絶対に子どもを「返品」できないという規則でもあればよいのでしょうが、現実はそうではありませんものね‥。
    3度にわたり里親が変わったことで、あなたがどれだけ傷つき疲弊なさったかを思うときに言葉を失います。本当にお辛かったでしょうね‥‥。

    でも今はこうしてブログで現実を訴えることがおできになるのはさいわいです。これからも逆境にめげずがんばってくださいね。^^

  2. maron2009 より:

    こんにちは。
    里子を虐待する位なら、返品すれば良いと思いますが、
    里親の見栄の為、優秀な里親と言う評価を得たい為に、
    返品しないで、虐待する里親も居ます。
    発覚すれば、「里子が懐かないから」と里子に責任転嫁します。

    一方で、例えば、男里親や実子の男性が、
    里子の女子を性的な対象と見なし、
    その事に女里親が気付き、嫉妬から冷遇した挙句に
    返品する場合もあります。
    その場合も、返品理由は、里子に問題があるとされます。

    私は4件の里親宅を経験しましたが、
    里親宅から保護所、施設、別の里親宅と言う様に、
    環境の変化は、3回どころでは済みませんでした。
    一つの場所に一番長く居たのは、今記事の題材にしているB宅ですが、
    それとて3年もありませんでした。

    【里親の利点】とされている事は、
    すべて養子縁組やグループホームの方が、
    遥かに優れていると思えてなりません。
    養子縁組やグループホームには無い、
    養育里親ならではの利点が、私には分かりません。

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