4月, 2010 のアーカイブ

宇都宮事件【里親が里子を虐待して殺した事件】
に関する、ネット上の意見を読んでいると、
ふと、ある知人の話を思い出しました。

彼女は、私の勤める職場のパートさんで、
お子さんが4歳の時、保育園に預けて、
パート勤務を始めました。

お子さんは「年齢の割にはしっかりした子」で、
「この子なら大丈夫だろう」と思い、
パートで働きに出る事を決意したそうですが、
1年位は、色々と大変だったようです。

それまでは、家のお手伝いをしたり、
自分の事は進んで自分でやりたがり、
「しっかりした子」だったのに、
保育園に通い始めると、親の言う事を聞かなくなり、
朝起こす時も、服に着替えさせる時も、
食事をする時もグズグズして、
「毎朝のように泣いていた」との事でした。

夜もグズるようになり、お子さんが眠るまで、
お母さんは毎日、添い寝をしていたそうです。
仕事が休みの日は、出来るだけ、
お子さんと一緒に過ごしていたそうですが、
泣く、グズる、ヒスを起こす等の言動が見られ、
わざと「親の神経を逆撫でる」ような事をして、
日常生活の様々な場面で、大変だったようです。
そんな状態が、半年近く続いたそうです。

彼女は、「しっかりした子だと思っていたから、
あんな事になるとは思っていなかった」と、
苦笑いをされておられましたが、
それまでは1日中、親子一緒に過ごして居たのに、
お母さんが働きに出て、保育園に通い始めたと言う
大きな環境の変化が、
お子さんを不安定にさせている事を理解して、
愛情をもってお子さんに接している事は、
【愚痴】を聞かされている私にも、理解出来ました。

その話を聞いて、私は、
「これが里子だったら、何と言われただろう」
と、考え込んでしまいました。

以前も記事中で述べましたが、
里子が、それまで暮らしていた場所を離れて、
里親宅に委託される際の環境の変化は、
「お母さんが働きに出て、保育園に通う」
と言うレベルではありません。

住む場所、同居人、養育人、生活習慣や文化等、
【自分の居る世界】の全てが、劇的に変わるのです。
里子に強いられる緊張、不安、ストレスは、
並大抵の物ではない事は、想像に難くありません。

子供は、自分の感じている不安やストレスを、
大人のように言語化する事は、出来ません。
それは、行動に現れます。
先述のパートさんのお子さんがそうであったように、
よく泣く、グズグズする、ヒスを起こす、
時には、親の言う事を聞かなくなり、
親を苛立たせる言動を取る場合もあります。

しかし、親が愛情をもって接して、
子供に安心感を与えられれば、
いずれ子供は落ち着きを取り戻します。

さて、里子の場合はどうでしょうか。

自分の意思とは無関係に、
見ず知らずの里親の家に連れて行かれた里子が、
そのような不安定な状態を呈すと、
里親は、嬉々として里子の【問題行動】を数え上げ、
すぐさま【問題児】のレッテルを貼りつけます。

「里子だから」「施設から来た子だから」
「劣悪な環境で育った子だから」と言われ、
下手をすれば【障害児】に仕立てあげられるのは、
宇都宮事件の被害者、順子ちゃんに対する、
里親側の主張を見れば、よく分かると思います。

順子ちゃんは、里親の家に委託されて、
僅か4ヶ月後に、虐待されて殺されました。
検死解剖によると、順子ちゃんには古傷があり、
委託直後から虐待が行われていた事が、推測されます。

一般家庭の子供でも、施設の子でも、里子でも、
環境が変化すれば、不安定になる子供はいます。
しかし、そこで養育人が適切な対応をすれば、
やがて子供は安心して、落ち着きます。

里親宅に預けられた里子が、
いつまで経っても精神的に安定しないとすれば、
環境【里親】に問題があるとしか思えません。

長期間、強い不安やストレスに晒されたり、
あるいは、虐待を受けたり、
子供が「安心できない」と感じる環境に置かれれば、
それまでは健常だった子供も、【情緒障害】に陥ります。
【発達障害】や【学習障害】に酷似した症状を呈します。

里親サイドが常日頃からアピールしているように、
乳幼児期に委託された子供が、何年経っても安定せず、
【問題行動】をエスカレートさせていると言う
里親側の苦労アピール話が本当だとするならば、
里親が子供に悪影響を与えているとしか、私には思えません。

問題視されるべきは、里子ではなく、
【子供に安心感を与えられない里親】なのではないでしょうか?

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前回の記事で、グラジオラスさんが取り上げましたが、
宇都宮で、里親が3歳の里子を虐待し、
殺害した事件がありました。

この事件に関して、
里親サイドが世間に向けて公表した見解を、
初めて読んだ時は、事件への衝撃が強く、
里親達が、加害里親の支援【募金と署名】
活動を行っていた事実への怒りに、
居ても立っても居られない感情に駆られ、
暫くの間、夜も眠れない日々を過ごしました。

事件の事を思い出すと、心が掻き乱される為、
目に入れない様、考えない様に
避けていた事は、否めません。

先日、あの事件に関する【里親団体の見解】を
改めて読む機会がありました。
事件を知った時から、月日が経過し、
冷静に受け止める事が出来る様に
なった所為かも知れませんが、
初めて読んだ時と、異なる感想を持ちました。
(記事が、書き換えられている気がしますが、
証拠が無いので、何とも言えません。)

里親団体の見解に、私が見たのは、【裸の王様の物語】でした。

この事件を知らない方の為に、
時系列に沿って、客観的な流れを書きます。

①韓国籍の里親に、3歳の里子が委託された。
②委託から4ヵ月後、里子が死亡した。
③虐待死の疑いで、里親は起訴された。
④一審で、検察側の求刑は懲役6年だったが、
 情状酌量により、懲役4年の実刑判決が出た。
⑤加害者は控訴し、その控訴審の裁判費用を、
 里親団体が募金で集め、署名活動を行った。

控訴に当たって、里親側(弁護士)は、
【真相究明】と言う言葉を使用しました。

「裁判所が【真相】を理解した上での判決でなければ、
亡くなった子供が浮かばれない」
と言う大義名分で、控訴し、
里親団体は、その裁判費用を募金で集めました。

里親側の言う【真相】とは、何でしょう?

里親団体の見解を読みましたが、私には、
「里子に問題があった」
「里親が【問題児の里子】を殺しても、仕方ない」
と主張している様にしか、読み取れませんでした。

更に、里親に殺された里子は、
【非常に性質の悪い、手の掛かる子供だった】
と言う、里親側の主張を印象付ける為に、
専門家の意見も、掲載されていました。

しかし、その【専門家の意見】は、
殺害された里子の事例ではありません。
いわゆる情緒障害児の困難事例を取り上げ、
あたかも「殺害された里子が、そうだった」と、
読む者に錯覚させる書き方をしています。

第一、養育里親【児童ケアの素人】は、
被虐待児や情緒障害児等、
深刻な問題を抱える子供は、委託されません。

専門性の無い素人でも育てられる、
【問題の無い子供】が里子に選ばれ、
里親に委託されています。

里親に殺害された里子が、生前、
情緒障害と診断された事実は、ありません。

そして、亡くなった里子が
里親宅に行く前に居た乳児院には、
幼い頃は病気がちであったが、3歳を前に健康になり、
外で元気良く遊び、歌が大好きで、
花を見ては「きれいだね」と言い、
自分より幼い子の手を引いてあげる等、
「心優しい子」「本当に笑顔がかわいい子」で、
健康面も情緒面も健全に育っていた事が分かる
記録が残されています。

それにも関わらず、
【里子は障害児だった】と言う憶測【里親側の主張】が、
あたかも【事実】のように語られています。

里親側は、懲役4年の一審判決に納得せず、
【真相究明】をすると言って、控訴しました。

そして、控訴に際しては、
「真相を究明しなければ、
亡くなった子供も浮かばれない」と、
まるで里親団体が【里子の味方】であると
読む者を錯覚させる弁明をしました。

しかし、本当に【真相究明】が目的なら、
里親の虐待が始まった時期、
虐待手段、虐待が行われていた期間、
里子の死因、検死解剖の結果等も、
【究明するべき事件の真相】なのではないでしょうか?

しかし、里親の残虐性、虐待の卑劣さ、
殺害された里子が味わった苦痛や恐怖を
読む者に想像させるような記述は、
里親側の見解には、掲載されていません。

里親側は、【真相究明】を口実に控訴し、
勝手に私選弁護士を6人も雇い、
裁判費用を募金で集めながら、
彼らが【究明するべき真相】として主張するのは、
「里子が、どれだけ酷い問題児であったか」
なのです。

この事実を、皆さんはどう思われますか?

平成14年、宇都宮で、
里親が里子を虐待して死亡させた事件があったの。

私がこの事件を知ったのは、すべて終わったあとだったの。
里親団体が「被告の里親のために」募金活動をしてたことも同時に知って
キツネにつままれたような複雑な気持ちになったのは、よく覚えてるわ。

はじめは被害者の里子さん側が民事訴訟を起こし
その費用を募ってるのかと思ったの。
でもよく読むと募金活動で集めたのは「里親側の弁護士費用」とわかり
憤りをこえて、ひたすら唖然としたのはハッキリ記憶にあるわ。

最近ネット上でどこかの里親らしき人が
「里親がカンパを募ったのは里子側の弁護士費用だった」とか言ってるのを見て
またしてもキツネにつままれたような気持ちになったの。

これって刑事事件の裁判だから、里子側は「検察」でないの?
里子側の弁護士って、どういうこと?

でも次の瞬間、「べつの団体が里子側を支援してくれたのかも?」
「民事で里親を訴えて、その費用を募金で集めてくれたのかも?」って
ちょっと期待してしまった私がいたの。
里親連中には幾度となく煮え湯を飲まされてるのに、私も甘いわね。

さっそくググってみたら
里親団体の「宇都宮事件の裁判経費のカンパを募る」ページがヒットしたわ。

前に見たのと同じ団体のサイトであるのはまちがいないけど・・・
・・・こんな内容だったかしら?

以前に読んだ文章を正確に覚えてるワケではないけど
内容が書きかえられてないかしら?

その里親団体の「宇都宮事件」のページは、要点の定まらない、というか、
「わざと要点を左右して、読み手を惑わすような文章」が書いてあるの。
ざっと読んだだけでは何が言いたいのかサッパリわからなかったわ。

またまたキツネにつままれたような気持ちになったけど
気をとりなおしてよーく読むと、まあ、たしかに以前と「主張する内容」はおなじね。
要約すると、こういうことよ。

『里子を虐待して殺した里親に懲役4年の実刑判決が下されたけど
被告はその判決を不服として、控訴しました。
里子は問題児なので、里親は大変な苦労をしてます。
(以下、長々と「里子は問題児」節が炸裂。)
裁判所は、問題児を育てる里親の大変な苦労を理解して
もっと軽い判決、執行猶予つきの判決を出すべきです。
控訴審の裁判費用のカンパをお願いします。』

・・・・・・・。

亡くなった里子の遺族が民事訴訟を起こしたワケでもなければ
その弁護士費用をカンパで募ったワケでもないの。
里親団体が募ってたのは、里親側の控訴審の費用なの。

里親団体もセコイわね。
正直に「里親側に懲役4年の有罪判決が下されました。
被告はその判決に納得せずに控訴しました。
われわれも懲役4年は重すぎると思います。
今後のためにも、実刑判決の先例を残してはなりません。
執行猶予つきの判決が出るよう被告を支援します。
控訴審の弁護士費用をカンパしてください」と書けばいいのに。

その辺のところをハッキリ書かず
いつもの「里子は問題児だから、里親は大変な苦労してる」節でウヤムヤにして
裁判所が理解した上での判決でなかったら「里子も浮かばれない」と詭弁を駆使、
ヒトを煙にまくような文章を長々と展開するモンだから
なんのためにカンパを募ってるのか、あやうく見誤るところだったわ。

私的には「里子を虐待死させた殺人犯」に下された判決が「懲役4年」では
「里親という圧倒的強者」に「一方的に虐待されて殺された子ども」は
「浮かばれない」と思うの。
でも里親に言わせてみれば、罪が執行猶予レベルに軽くならないと
殺された里子が「浮かばれない」そうよ。

この文章を書いた里親に実子はいるのかしら?

幼い実子が「圧倒的強者」に一方的に殴り殺されて
その犯人に執行猶予つきの判決が下されたら
殺された子どもが「浮かばれる」と思うのかしら?

本気でそう思うような人が業界団体の役員として大手を振ってるとしたら
里親業界に自浄能力は期待できないわね。

里親制度の「里子に口なし」体質は今に始まったことでないし
里親の社会的評価とやらを守るのは勝手だけど
そのために「里親に殺された子ども」まで利用しないでほしいわ。
「圧倒的強者である里親」に幼い命をさんざん利用されて殺されて
死んだあとまで都合よく利用されて、この子ホントに浮かばれないじゃない。
私が泣いてもなにも変わらないけど、目から汁がでちゃったわ。

無力な子どもを虐待して殺してたった4年の懲役なんて
「子どもの命をなんだと思ってるの?」と裁判官に問い詰めたくなるくらい
里親側に下された判決は「軽い」と思うけど。

里親の十八番「里子は問題児だから、里親は大変な苦労をしてる」節が
裁判所にじゅうぶん「理解」された上での判決に思うけど。

それでも里親側は判決を不服として控訴したの。
里親側の価値観では「里子を殺した罪の重さ」は「懲役4年」よりも軽いらしいわ。
ずいぶん軽く見られたものね。

ちなみに私も里子時代、亡くなった里子さんと同じように
命の重さが「懲役4年より軽い」問題児といわれたわ。

里親に怯えてワガママいわず言いなりになり
夏は灼熱地獄の工場で働かされても文句ひとついわず
自分のことは自分でやり、里親の手を煩わせなくても
里親は私たち里子を「問題児」に仕立てあげてくれたの。

「反抗的」だの「言うことを聞かない」だの「お金を盗む」だの
「注意すると暴れる」だのと身に覚えのない問題行動を捏造され
里親はせっせと「里親は大変なんです」と言って歩いてたの。
里子のありもしない問題行動をデッチあげて
「里子は悪くありません。環境が(実親が・施設が)悪いんです」とかナントカ
いかにも里親が言いそうなことを言って得意になってたわ。

「里子を工場で危険労働に従事させてます。
学校が休みの日は朝から晩まで働かせてます。
仕事を怠けたらブン殴って食事をあたえません。
おかげでグチのひとつもいわず働いてくれます。
手の掛からない勤勉な良い子で助かってます」なんて
口が裂けても言わなかったわ。

里親が里子を「問題児」にしたがるのは
虐待が発覚したときに備えての「保険」なのね。
そうしておけば里子を殴り殺しても執行猶予つきの判決でけりがつくし
里親団体が弁護士費用もカンパで出してくれるしね。

前回の記事で、「私が直に交流を持っている範囲で、
里親に財産を横領されたケースは、ありません」
と書きましたが、良く良く考えれば、身近にありました。

但し、親が遺した遺産ではなく、里子本人の収入です。
同じ里親の家に委託されていた里子が、
アルバイトで得た収入を、里親に横領されていました。

少なく見積もっても、月に7万×3年間で、
250万程の金額になります。
財産と呼ぶのは、おこがましい金額ですが、
里子達が汗水流して稼いだ、貴重な財産です。

彼らは、試験期間中も、バイトを休みませんでした。
お給料が振り込まれる通帳、カード、印鑑は、
里親が管理しており、自由に出来ませんでした。
里親は、「生活費だ」「学費だ」
「自立する時の為の貯金だ」と言って、
里子達のバイト収入を、吸い取っていました。
本人には、数千円のお小遣いが渡されるだけでした。

里子は、ほとんどの場合、高校の学費は無料です。
衣食住の生活費も、自立する時の支度費も、
税金から里親に支給されていますが、
その事実は、里子には知らされていません。

里子達は、「里親の家に置いて貰っている」
「自分達は居候だ」と言う負い目があるので、
里親に、「生活費を入れろ」と言われると、
理不尽に思っても、逆らえません。

そんな生活に耐えられず、里親の家を飛び出し、
そのまま消息不明になった里子も居ました。

当ブログからリンクしている
たまさんの『はばたけ!養護施設出身者』で、
【子ども手当】の記事に絡めて、
里子の未成年後見人や、里親の親権委譲が
話題になっていました。

現状では、里子に親がおらず、遺産等がある場合、
里親が、里子の財産を、勝手に使う事が出来ます。

勿論、使い道が正当であれば、良いのですが、
里親業界の体質を踏まえると、
里子の財産が、正当に使われる保証は無く、
むしろ、里親に不正に横領される危険が極めて高いと
言わざるを得ない現実があります。

この話に最初に触れた時、
私の親が、私に遺す資産は無いと思いました。

しかし、良く考えると、生命保険がありました。

私が生まれた時は、バブル時代で、
我が家の景気は良かったと聞いています。
その後、色々な事情が重なって、生活に困り、
お金に換えられる物は次々にお金に換えて、
資産を削りながら、慎ましく生活していたそうです。

貧しい暮らしの中で、生命保険は、
生活の為に換金されなかった、唯一の資産でした。

母が死んだら、私は天涯孤独になります。
私の身内と呼べる者は、母だけです。
父親や兄弟は居ません。親戚も居ません。

親が死んだら、頼れる身内は一人も居らず、
一人で生きて行かなくてはならない私の為に、
母は、生命保険だけは、死守して居ました。

また、ある元里子の方は、血縁上の父親から、
財産の生前分与の申し出を受けました。
その方のお母様は、シングルマザーですが、
血縁上の父親に、認知はされています。
つまり、「遺産相続分に相当する金銭を受け取る代わりに、
血縁上の父親の死後、発生する権利を放棄して欲しい」
と、弁護士を介して、申し立てられたのです。

親と交流のある里子は、親が生きている間は、
里親に財産を横領される危険は、ありません。

しかし、親が居ない里子や、里親に預けられている間に、
親が死亡したり、消息不明になった里子は、
財産があっても「知る術もない」のが現状です。

私が直に交流を持っている範囲で、
里親に財産を横領されたケースは、ありませんが、
本当に無いのか、あっても分からないだけなのか、
里親が黙っている限り、誰にも真相は分かりません。

里子に、親以外の親しい身内が居て、
その身内が、親が子に遺した財産が有る事を知っていて、
本人に教えてあげれば、発覚すると思いますが、
そのようなケースは、極めて稀だと思います。

本人が知らない間に、親が遺した財産を使い込まれ、
本人は知らないから、元から無かった事にされ、
里親の悪行は、露見する事なく、闇から闇に葬り去られる。
それが、里親制度下で起きている現実だと思います。

私の場合、里親に預けられている間、
親が死亡して、保険金が入って来ても、
里親が正当に管理したとは、思えません。

里親の家に居た頃、私は、色褪せたお下がりの服を着て、
本来は白い繊維が変色して、黄ばんだブラウスを着て、
ゴムが伸びて、穴を糸で繕った靴下を履いていました。

税金から、充分な養育費を受給していながら、
里子に、新しい靴下さえ買い与えない里親が、
里子の財産を手にしたら、どうすると思いますか?

残念ながら、里親のモラルの平均値は、高くありません。
モラルの低い大人が、好んで里親になっているとしか
思えない現実があります。

愛情いっぱい育てられ、里親に感謝している里子さんすら、
「愛情いっぱい育てられている里子は、ごく一握り」
と言っているのが、今の里親制度の実態なのです。

さて、里親団体は、里子の親権委譲と、
未成年後見人の制度化を、要求しています。

里親が、里子の親権【財産の管理権】を手にしたら、
里子の財産を、合法的に、好き勝手に使えます。

この指摘に対して、里親サイドは、
里子の管財人【未成年後見人】の制度化要求を持ち出して、
「里親以外の者が、里子の後見人になれば、
里親が里子の財産を、好き勝手に使う事はない。
里子の財産は、正当に使われる」と、反論します。

しかし、里親団体が、
里子の未成年後見人の候補として挙げているのは、
児童相談所の所長です。

里親から里子への虐待事件が報道されると、
里親サイドは、児童相談所に責任転嫁します。

「児童相談所は、里子を里親に預けっぱなしである」
「預けた後は全て里親任せで、フォローしてくれない」
と、常日頃から里親の苦労をアピールしておられます。

普段は「預けっぱなし」「預けた後は里親任せ」と
槍玉に上げている児童相談所の所長を、
里子の未成年後見人にしようとしています。

この【カラクリ】が、分かりますか?

里子の【名目上の後見人】は、児童相談所の所長でも、
【実質的の後見人】は、里親になる危険が高いのです。

「預けた後は、全て里親任せ」の児童相談所は、
里子の後見人としての実質的な業務を、
「預けた後は、全て里親任せ」にするでしょう。
もし、横領等の不祥事が起きても、内々で処理され、
【里子の財産は、正当に使われた】と言う事になるでしょう。
里親の悪行は、表に出る事はありません。

昨年報道された、里親から里子への虐待事件でも、
里子の通う学校や、近隣住民から「虐待の疑いがある」と
再三報告を受けていたにも関わらず、
児童相談所は「里親に遠慮して」調査を行わず、
長い間、里親の虐待を放置しました。

大阪で起きた事件では、里親からの虐待で、
里子は下腹部に傷があり、直腸に裂傷、
全身にくまなく殴られたような痣があり、
半年以上の入院加療が必要な重傷を負ったにも関わらず、
児童相談所は、里親とナアナアになって事件を隠し、
実親にも、警察にも、知らせませんでした。
病院が実母に連絡し、実母が警察に連絡した事で、
初めて事件が露見しました。

昨年、里親から里子への虐待事件として、
メディアに報道された事件は3件ありますが、
その内2件は、里子の実親族が警察に通報して、
初めて露見した事実があります。

児童相談所は、虐待の事実を知りながら、
里親を庇って、事件を公にしませんでした。

もし、里子の親権が里親に委譲されたら、
大阪の事件も、公にならなかったかも知れません。

大阪の事件では、病院側は虐待の疑いがあるとして、
早い段階で、児童相談所に報告したと思います。
しかし、児童相談所が里親とナアナアになり、
実親にも知らせず、事件を隠匿しようとした為、
実親に連絡したと考えられます。

病院側が、警察に通報すれば良いのでしょうが、
医療従事者にとっても、疑いがある段階で
警察に通報するのは、ハードルが高いと思われます。
児童相談所なら、もっと軽度な虐待でも、
疑いがあれば、報告するかも知れませんが、
その児童相談所が、加害者とナアナアでは、
表に出る物も表に出ず、闇から闇に葬られてしまいます。

もし、里親に親権が委譲されたら、
病院側は、実親に連絡出来なくなります。

医療従事者は、守秘義務があります。
個人情報保護の壁もあります。
医療従事者が、業務を通じて知り得た情報は、
患者が未成年者の場合、親権者の同意が無ければ、
第三者に漏らす事は出来ません。

相手が実親でも、親権者【里親】の同意がなければ、
入院している事さえ、教える事が出来なくなります。
患者の実親が面会に来ても、里親の同意が無ければ、
子供を実親に会わせる事が、出来なくなります。

里親に親権が委譲されれば、
里子の財産管理や、医療情報の他にも、
色々な場面で、弊害が出ると思います。

実親と里子の面会交流を拒否する、
里子の近況等の情報を、実親に教えない、
実親からの手紙や贈り物を、里子に渡さない等、
あらゆる不当行為が、合法的な行為として、
まかり通る危険があります。

里親は、里子の親権委譲を要求し、
未成年後見人の義務付けを要求しています。

その要求は、一見すると、良案に思えますが、
全体を見ると、里親の不当行為を合法化し、
現行より、密室性の高い深い闇の中に、
里子を押し込める物です。

現行でも、里子の通帳は作れます。
里子のパスポートも作れます。

里親には、里子の養育に充分な手当が出ています。

里子の親権委譲を要求し、
「預けた後は、全て里親任せ」の児童相談所を
里子の未成年後見人に指名して、
里親達は、一体何を企んでいるのでしょうか。

その事で、里子がどれ程の不利益を被るのか、
里親団体の一見綺麗な言葉を鵜呑みにしないで、
その全体像を見て、考えて戴ければと思います。

養育費について

gladiolus2009 による 8. 雑記 への投稿 (8. 雑記)

おひさしぶりです。

uncleさんという里親の方から訂正要求を受けまして
サイドバーの養育費についての記述を訂正いたしました。
私の無知により読者の皆さまに誤解をあたえてしまい申し訳ありませんでした。

当ブログは管理人グラジオラスの責任のもとで運営されております。
マロンさんをはじめとする投稿者の方々に責は一切ありません。
以後、ご意見ご指摘などがございましたら
グラジオラス宛てにコメントいただけますようお願い申しあげます。