【里親による里子殺し】事件に見る、里親団体の体質

maron2009 による 6. マロンの場合 への投稿 (6. マロンの場合)

前回の記事で、グラジオラスさんが取り上げましたが、
宇都宮で、里親が3歳の里子を虐待し、
殺害した事件がありました。

この事件に関して、
里親サイドが世間に向けて公表した見解を、
初めて読んだ時は、事件への衝撃が強く、
里親達が、加害里親の支援【募金と署名】
活動を行っていた事実への怒りに、
居ても立っても居られない感情に駆られ、
暫くの間、夜も眠れない日々を過ごしました。

事件の事を思い出すと、心が掻き乱される為、
目に入れない様、考えない様に
避けていた事は、否めません。

先日、あの事件に関する【里親団体の見解】を
改めて読む機会がありました。
事件を知った時から、月日が経過し、
冷静に受け止める事が出来る様に
なった所為かも知れませんが、
初めて読んだ時と、異なる感想を持ちました。
(記事が、書き換えられている気がしますが、
証拠が無いので、何とも言えません。)

里親団体の見解に、私が見たのは、【裸の王様の物語】でした。

この事件を知らない方の為に、
時系列に沿って、客観的な流れを書きます。

①韓国籍の里親に、3歳の里子が委託された。
②委託から4ヵ月後、里子が死亡した。
③虐待死の疑いで、里親は起訴された。
④一審で、検察側の求刑は懲役6年だったが、
 情状酌量により、懲役4年の実刑判決が出た。
⑤加害者は控訴し、その控訴審の裁判費用を、
 里親団体が募金で集め、署名活動を行った。

控訴に当たって、里親側(弁護士)は、
【真相究明】と言う言葉を使用しました。

「裁判所が【真相】を理解した上での判決でなければ、
亡くなった子供が浮かばれない」
と言う大義名分で、控訴し、
里親団体は、その裁判費用を募金で集めました。

里親側の言う【真相】とは、何でしょう?

里親団体の見解を読みましたが、私には、
「里子に問題があった」
「里親が【問題児の里子】を殺しても、仕方ない」
と主張している様にしか、読み取れませんでした。

更に、里親に殺された里子は、
【非常に性質の悪い、手の掛かる子供だった】
と言う、里親側の主張を印象付ける為に、
専門家の意見も、掲載されていました。

しかし、その【専門家の意見】は、
殺害された里子の事例ではありません。
いわゆる情緒障害児の困難事例を取り上げ、
あたかも「殺害された里子が、そうだった」と、
読む者に錯覚させる書き方をしています。

第一、養育里親【児童ケアの素人】は、
被虐待児や情緒障害児等、
深刻な問題を抱える子供は、委託されません。

専門性の無い素人でも育てられる、
【問題の無い子供】が里子に選ばれ、
里親に委託されています。

里親に殺害された里子が、生前、
情緒障害と診断された事実は、ありません。

そして、亡くなった里子が
里親宅に行く前に居た乳児院には、
幼い頃は病気がちであったが、3歳を前に健康になり、
外で元気良く遊び、歌が大好きで、
花を見ては「きれいだね」と言い、
自分より幼い子の手を引いてあげる等、
「心優しい子」「本当に笑顔がかわいい子」で、
健康面も情緒面も健全に育っていた事が分かる
記録が残されています。

それにも関わらず、
【里子は障害児だった】と言う憶測【里親側の主張】が、
あたかも【事実】のように語られています。

里親側は、懲役4年の一審判決に納得せず、
【真相究明】をすると言って、控訴しました。

そして、控訴に際しては、
「真相を究明しなければ、
亡くなった子供も浮かばれない」と、
まるで里親団体が【里子の味方】であると
読む者を錯覚させる弁明をしました。

しかし、本当に【真相究明】が目的なら、
里親の虐待が始まった時期、
虐待手段、虐待が行われていた期間、
里子の死因、検死解剖の結果等も、
【究明するべき事件の真相】なのではないでしょうか?

しかし、里親の残虐性、虐待の卑劣さ、
殺害された里子が味わった苦痛や恐怖を
読む者に想像させるような記述は、
里親側の見解には、掲載されていません。

里親側は、【真相究明】を口実に控訴し、
勝手に私選弁護士を6人も雇い、
裁判費用を募金で集めながら、
彼らが【究明するべき真相】として主張するのは、
「里子が、どれだけ酷い問題児であったか」
なのです。

この事実を、皆さんはどう思われますか?

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コメント
  1. アキ より:

    マロンさん、はじめまして。
    児童虐待が起きる背景に関心があり
    ネットでいろいろと情報を集めていました。
    りさりさんや、たまさんのブログで里親制度の問題点を知り
    こちらのブログ記事も、読ませていただいています。

    宇都宮の事件、もしかしてこれかな、と思われる報告書を
    私も読みました。
    私自身は今まで里親・里子と呼ばれる人たちについて
    なんの情報もなく過ごしてまいりましたので
    ネット上でさっと得た認識しかなく
    また、どちらかのお立場に肩入れするような気持ちもなかったのですが…

    この報告書を見て、里親団体に、不審を抱きました。

    何点も、疑問があります。

    マロンさんがご指摘のとおり
    よくよく、腑に落としながら読まなければ
    意図的なのか偶然なのかは
    私には判断がつきませんが、
    確かにミスリードを誘うような文章構成でした。
    最初、みごとに私、誤読しておりました;;

    懲役年数については何年が妥当なのか
    法の上での基準を知らないので、判断がつきませんでした。
    ただ、罪を犯した本人が何年服役しようとも
    失われた大切な命はけして戻ってはこないことを考えると
    どのような年数であっても、納得はいかないのかもしれません。

    疑問のうちのひとつ。
    当事者である里親自身は、判決を受け、仕方のないことだと受け入れています。
    控訴する気がなかった彼らに対し
    なぜ、里親団体は介入し、控訴を促すように働きかけたのでしょうか。
    (そしてこの里親が、その働きかけを受け入れたことがまた
     悲しくてたまりません)

    この里親の虐待事件による里親のイメージダウンをなんとか少なくしようと
    躍起になっている
    この事件にかこつけて、里親の立場を守ることを主体とした
    里親制度の改善の機会を得ようとしている
    が、おられるのだな、という思いを抱きました。

    失われた命を、本当に悼む気持ちがあるのなら
    罪は罪として、真摯に受け止めるはずです。

    里親の持つ子育ての悩みや苦しみを
    (その苦しみや悩みは「里親だから」という理由にはないというのが個人的な意見ですが)
    適切に解決する相談機関や
    児童福祉という立場にみあった、
    専門性と信頼性のある児相職員を置き、里親家庭と密に連携をとる
    その他、里親制度を、よりよいものであるようにするための
    仕組みを整えることは、確かに必要なことであると思うのです。

    ですが、悲しく痛ましい事件を利用して社会に問題提起しようとする姿勢に
    違和感を感じました。
    失われた命を本当に悼む気持ちがあるなら
    たとえ控訴という形が社会に訴えるために効率的であっても、それをせず
    罪は罪として、真摯に受け止めるものだと思うのです。

    真相究明についてですが
    マロンさんの仰る、虐待行為の正確な実態を究明することもとても大事ですし
    里親がなぜ虐待を行ったのか、どのような心理状態にあったのか
    里親側の理由についても、究明することはとても意味のあることだと思います。

    ただ、真相究明は今後二度とこのような事件が起きることがないように
    そのためだけに行われるものであってほしかったです。
    どんな苦しみや悩みやストレスがあっても、人の尊厳を傷つけたり
    ましてや命を奪うようなことの免罪符にはなり得ません。

    文章をまとめることが苦手で
    長くなってしまってごめんなさい。

    マロンさんが取り上げられた事実を、私は上記のように思いました。

  2. アキ より:

    Σ あの…ごめんなさい
    長文になりすぎて 途中文章の重複している場所を削除するのを忘れておりました…
    さきほど投稿したコメント、中ほどの後半よりの部分にある

    >失われた命を、本当に悼む気持ちがあるのなら
     罪は罪として、真摯に受け止めるはずです。

    はないものとして、お読みいただけますでしょうか。わー恥ずかしい;

     

  3. maron2009 より:

    アキさん、こんにちは。
    当ブログを御覧戴きまして、ありがとうございます。
    最近、少しずつではありますが、
    里親制度について考え、
    その闇に気付く方々が増えてきた事を、
    深く感謝致します。

    アキさんが仰る通り、
    【宇都宮事件を考える会】のレポートは、
    故意かどうかは分かりませんが、
    里親側に都合の良い方に【誤読】を誘う
    文章構成をされています。

    この【宇都宮事件を考える会】は、
    里親団体が運営している会のサイトです。
    公平中立な第三者機関ではありません。
    里子側の弁護士団による見解でもありません。

    そもそも、里子側は刑事事件の被害者なので、
    里子側の原告は【検察】です。
    弁護士が付くはずがないのですが、
    里親団体は、その辺の事実も、
    誤読をさせる書き方をしています。

    里親側の主張によると、
    「大変な問題児を育てているのに、
    児童相談所のサポートが無かった。
    里親のSOSを、受け止めてくれなかった」
    と言って、情状酌量を求めています。

    しかし、児童相談所の職員は、
    里親と面接をしたり、家庭訪問を行っています。
    その時、里親は、被害者を虐待していながら、
    その事実を、職員に話しませんでした。

    児童相談所の職員の前で、
    「優秀な里親」を演じておきながら、
    虐待が発覚すると、「SOSを受け止めてくれない」
    と言い訳を始めます。

    里親側は、悩んでいる事を話すと、
    里子と引き離される事が心配で、話せなかった、
    と言い訳している様ですが、
    この事自体、里親が、子供の幸福より、
    自分の利益を最優先に考えている証です。

    私は、里親宅に預けられている間、
    施設に帰りたくて堪りませんでした。
    虐待をしている里親の元から、
    里子は一刻も早く救出されるべきなのです。

    この里親は、里子が引き上げられる事で、
    自分の里親としての評価が下がる事、
    もしくは、お金が入らなくなる事を嫌って、
    児童相談所の職員の前では、良い里親を演じ、
    人目の無い所で、幼い子供を虐待していました。

    そして、虐待が発覚すれば、
    途端に悲劇のヒロインになって、
    亡くなった子供が悪い、
    児童相談所が悪いと責任転嫁しました。

    被告が本当に反省して、判決に納得したなら、
    控訴はしないと思います。
    私は、被告が控訴に至る心情も、
    被告側(里親団体)の弁護側の主張として読みました。

    「私費を費やしてまでは控訴しないが、
    里親団体が弁護団を雇ってくれるなら、
    控訴してみるか」と言う考えで、控訴したなら、
    「判決に納得して、反省している」とは思えません。

    上記は、私が抱いた感想に過ぎず、
    事実を知っているのは被告本人だけですが。

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