里親は【問題児製造機】だと思う理由

maron2009 による 6. マロンの場合 への投稿 (6. マロンの場合)

宇都宮事件【里親が里子を虐待して殺した事件】
に関する、ネット上の意見を読んでいると、
ふと、ある知人の話を思い出しました。

彼女は、私の勤める職場のパートさんで、
お子さんが4歳の時、保育園に預けて、
パート勤務を始めました。

お子さんは「年齢の割にはしっかりした子」で、
「この子なら大丈夫だろう」と思い、
パートで働きに出る事を決意したそうですが、
1年位は、色々と大変だったようです。

それまでは、家のお手伝いをしたり、
自分の事は進んで自分でやりたがり、
「しっかりした子」だったのに、
保育園に通い始めると、親の言う事を聞かなくなり、
朝起こす時も、服に着替えさせる時も、
食事をする時もグズグズして、
「毎朝のように泣いていた」との事でした。

夜もグズるようになり、お子さんが眠るまで、
お母さんは毎日、添い寝をしていたそうです。
仕事が休みの日は、出来るだけ、
お子さんと一緒に過ごしていたそうですが、
泣く、グズる、ヒスを起こす等の言動が見られ、
わざと「親の神経を逆撫でる」ような事をして、
日常生活の様々な場面で、大変だったようです。
そんな状態が、半年近く続いたそうです。

彼女は、「しっかりした子だと思っていたから、
あんな事になるとは思っていなかった」と、
苦笑いをされておられましたが、
それまでは1日中、親子一緒に過ごして居たのに、
お母さんが働きに出て、保育園に通い始めたと言う
大きな環境の変化が、
お子さんを不安定にさせている事を理解して、
愛情をもってお子さんに接している事は、
【愚痴】を聞かされている私にも、理解出来ました。

その話を聞いて、私は、
「これが里子だったら、何と言われただろう」
と、考え込んでしまいました。

以前も記事中で述べましたが、
里子が、それまで暮らしていた場所を離れて、
里親宅に委託される際の環境の変化は、
「お母さんが働きに出て、保育園に通う」
と言うレベルではありません。

住む場所、同居人、養育人、生活習慣や文化等、
【自分の居る世界】の全てが、劇的に変わるのです。
里子に強いられる緊張、不安、ストレスは、
並大抵の物ではない事は、想像に難くありません。

子供は、自分の感じている不安やストレスを、
大人のように言語化する事は、出来ません。
それは、行動に現れます。
先述のパートさんのお子さんがそうであったように、
よく泣く、グズグズする、ヒスを起こす、
時には、親の言う事を聞かなくなり、
親を苛立たせる言動を取る場合もあります。

しかし、親が愛情をもって接して、
子供に安心感を与えられれば、
いずれ子供は落ち着きを取り戻します。

さて、里子の場合はどうでしょうか。

自分の意思とは無関係に、
見ず知らずの里親の家に連れて行かれた里子が、
そのような不安定な状態を呈すと、
里親は、嬉々として里子の【問題行動】を数え上げ、
すぐさま【問題児】のレッテルを貼りつけます。

「里子だから」「施設から来た子だから」
「劣悪な環境で育った子だから」と言われ、
下手をすれば【障害児】に仕立てあげられるのは、
宇都宮事件の被害者、順子ちゃんに対する、
里親側の主張を見れば、よく分かると思います。

順子ちゃんは、里親の家に委託されて、
僅か4ヶ月後に、虐待されて殺されました。
検死解剖によると、順子ちゃんには古傷があり、
委託直後から虐待が行われていた事が、推測されます。

一般家庭の子供でも、施設の子でも、里子でも、
環境が変化すれば、不安定になる子供はいます。
しかし、そこで養育人が適切な対応をすれば、
やがて子供は安心して、落ち着きます。

里親宅に預けられた里子が、
いつまで経っても精神的に安定しないとすれば、
環境【里親】に問題があるとしか思えません。

長期間、強い不安やストレスに晒されたり、
あるいは、虐待を受けたり、
子供が「安心できない」と感じる環境に置かれれば、
それまでは健常だった子供も、【情緒障害】に陥ります。
【発達障害】や【学習障害】に酷似した症状を呈します。

里親サイドが常日頃からアピールしているように、
乳幼児期に委託された子供が、何年経っても安定せず、
【問題行動】をエスカレートさせていると言う
里親側の苦労アピール話が本当だとするならば、
里親が子供に悪影響を与えているとしか、私には思えません。

問題視されるべきは、里子ではなく、
【子供に安心感を与えられない里親】なのではないでしょうか?

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コメント
  1. りさり より:

    maronさん、こんにちは。

    私も不思議に思っていたのは
    愛着障害などは正常な養育環境に置くと改善されるものだというのに
    里親宅では改善どころか,
    何年もその問題ばかりをあげつらう体験談が多いですね。

    環境が変わることで起きる子供のストレス。
    「大人にも引越し鬱」というのがあります。
    五月病も一種の環境の変化へのストレスですし
    環境が変わる子さんに対するストレスケアに里親さんはとても疎い気がします。
    (何件も里親宅を転々とさせる、都合が悪くなると施設へ戻すなど)

    そのストレスで表れる状態を「問題行動」として
    虐待しても仕方ないとする里親さんも当然いらっしゃるわけで。
    それを説明できない子供さんの場合、本当に辛い事だと思います。

    私は1歳から施設育ちで施設しか知らない環境で育ちました。
    9歳の誕生日を迎えて両親に引き取られましたが
    私の場合は直接的な虐待ではありませんでしたが
    常にDVという暴力を目撃する環境になり、
    それによるストレスで姉も私も心身のバランスを崩しました。
    体罰の無い施設で育ったので怖くて怖くて。
    姉妹で別々の症状を抱える事になりました。
    (医師が「内科ではなく心の問題」と診察しました)
    これは親と離れた事で暴力へのストレスが無くなると症状が嘘のように消えました。

    小学生の私がそうだったので
    小さいお子さんは本当に辛いと思います。
    ましてや全く他人の家庭に一人で放り込まれる。

    実の子供でも、下に子供が出来ると
    赤ちゃん帰りをしたり夜泣きが始まったりと
    ストレスを表現するというのに

    それで情緒が不安定になれば子供のせいにされるのですから
    やりきれません。

  2. クローバー より:

    就寝中の“ねぼけ”がひどくなったり、突然おねしょが始まったり・・・。
    チックや爪噛み、自分の髪を抜く、吃音、ヒステリー、お友達に暴力を振るう・・・。

    気になる症状や問題行動が子供に見られた時、親と先生方で協力し合い、子供をじっくりと観察します。
    お友達関係に変化はないか、勉強量に無理はないか、家庭での様子、学校での様子、双方の情報を持ち寄って、子供が発するSOSに応えるべく、大人達は必死に知恵を絞ります。

    まずは、無理に自立を促さないこと。この際、しつけは度外視し、少々の後退には目をつむって、たっぷりと子供の甘えを受け止めます。スキンシップを意識して増やし、全身を耳にし、子供の速度に合わせて話しを聞きます。急がせないように、焦らせないように、本心では目に見えた改善を期待していても、そんな親の気持ちは微塵も子供に悟らせないように、細心の注意をはらいながら、子供を見守るのです。

    そんな風にして私達親は、小さな子供を育てていますよね・・・。
    問題行動は子供からのSOSです。子供の小さな体の中で、何かが限界を超えてしまい、あふれて出て止まらなくなってしまったから、問題行動となって現れたのです。一番辛いのは、間違いなく子供自身です。

    問題行動が問題なのではありませんよね。問題行動の原因こそが問題なのです。
    本来、日々のストレスを癒やすのは、家庭であり、家族であるはずなのに、一歩家に上がってから更にストレスが子供にかかっているとしたら・・・本末転倒どころか、まるで地獄です。大人だって耐えきれません。

    問題行動を改善する能力が里親に欠けているのなら、その里親に子育ての能力は無いものとして、少しでも早く、その里子をそこから救い出して欲しいです。

    子供に問題行動が現れた場合、実の親なら食事も喉を通らないほど悩み、苦しむものですが・・・
    開き直って、「問題行動を起こす子供が悪い」と言い切る程度なら、そもそも里子の養育など無理に決まっているではありませんか?御近所の犬を預かったわけではあるまいし・・・子供の苦しみに付き合う覚悟が無くても、里親にはなれるというわけでしょうか?子供に対して、認識が甘すぎます。覚悟を決めて、とことん子供の気持ちに寄り添うのは、そこに愛情があるからです。

    実の親でも、子供の問題行動に悩むことは少なくありません。里親なら「子供が悪い」の一言で終わりですか?専門医に掛ったり、第三者の意見を求めたり、仮にも親という字が付いているのなら、その役割はしっかりと果たしていらっしゃるのでしょうか?「問題行動は子供からのSOS」親なら当然知っていることでも、里親には理解不能なのでしょうか?

  3. たま より:

    私自身がカウンセリングを受けた中では、ちゃんと
    「周りの環境が、問題児を作る」
    という事を話されていました。

    カウンセラーと言っても、今のように心療内科という言葉が浸透する前です。
    怪しげな所ではなく、ちゃんとした医療機関でのお話です。
    施設の中や学校では、どんなに本当の事を話しても
    「お前の事は信用できない。 お前は嘘つきだから」
    という事を言われてましたが、後日全て本当の事だった事も証明されています
    ただ、菅谷さんも取り調べの体験の中で述べていますが、頭ごなしに
    「お前は嘘つきだから、お前は問題児だから」
    といわれ続けると、どうでも良い事のように思えてくるだけでなく、本当の事でも
    「自分の思い違いだったのかも知れない」
    と思うようになり、自分の方に問題があると錯覚してくるのです。

    私自身については、実際に私の無実を証明してくれた子とかもいたのと、養父母宅の体験があったので、それらをとっかかりのようにして、自分を確立していくようにしました。
    成功したかどうか。
    と言われると、今ひとつ自信というものはないというか、実感としてはわかないのですが、それでも自分が不必要な人間と感じる事は、徐々になくなりました。

    私も、この「里親は問題児製造機」というのは、同じように感じています。
    もし、里親の方がいうように、里親家庭が優れた養育環境であるなら、りさりさんも言っているように、問題行動は納まってきて当たり前だと思います。
    「里子の子は問題児」
    とする事自体が、自分達の養育方針に問題があると言っている事と同義語だと思うのです。

    里子の子は、施設の中でも特に問題のない子どもが預けられるのであれば、マロンさん達も、そのまま施設に居れば、苦しい体験はしなかったのだろうな。
    と思わずにはいられません。
    私は施設で虐待を受けましたが、ここの体験談を読むと、目を背けたくなります。
    失礼なのですが、まだマシと感じるのです。

    私の居た施設というか時代なのかは知りませんが、私の施設からは里親宅に委託された子はいません。
    ただ、私個人も、もしかしたら同じ立場だった可能性もあるかと思うと、何とも言えない気分になります。
    その危険性は、すべての養護施設で暮らす子どもに知ってもらいたいと思ってます。

  4. ハミングバード より:

    初めてコメントします。
    少し前から、ここの記事を読ませて頂いていました。

    私は今、養子を視野に入れての養育里親になろうとしていて、研修第一回目を先日終えたばかり。
    昨年の4月から手当ての引き上げとともに研修が義務化されたようです。
    里親研修は、私たちの地区で全6回です。どこも同じかな?

    研修を受けるまでは、ここの人たちの事例はごくごく一部の人のことだと考えていました。
    だけど、研修に来られている20組ほどの里親候補たちを見て、驚きました。
    私のイメージしていた『里親』と全然違う。
    全体的に暗いし、視線が合わない。
    もっとエネルギッシュで、前向きで生き生きしている人が多いと勝手に思っていました。
    ここで書かれている、『殆どの里親が手当て目当て』というのも
    悲しいですが、わかるような気がしてしまいました。
    前までは、そんなことあるはずないって思っていたのですが。

    雰囲気だけですが、研修の20組程の里親候補の中で私が
    『この人たちのもとでなら生活してみたい』
    と思えた夫婦は、2組しかいませんでした。
    ここだけでも10分の1です。
    私の好みも勿論あるので何とも判断できないと思いますが
    試験があるわけでもなく、6回の研修を終えただけで、ほぼ全員が里親になる資格をもらえます。

    でも里親資格が貰えても、マッチングをする人たちがしっかり見極めて
    里親を見て、子どもを委託するか否かは判断されるということでした。
    だから待機里親が沢山いるのだと、少し納得しました。
    それでも、ここに記事を書かれている方たちのような被害を受ける子どもがいる。

    里子に限らず、子どもが問題行動を起こすのは先天的な障害がない限り100%環境のせいです。
    『手に負えない』と子どもを手放してしまう親は、書かれている通り何のために親になる道を選んだの?と私も疑問に思います。
    でも、虐待するくらいなら、離れたほうが良い。

    記事を投稿されている皆さんが伝えたいことは
    『育てることが無理なら虐待しながら留めておくより、手放したほうがそりゃ良いけれど、無理になった理由を子どものせいにするな』
    ってことだと思います。
    私もそれはそう思います。

  5. maron2009 より:

    コメントありがとうございます。
    皆さんに読んで戴けて、真剣に考えて戴いている事を、
    本当に嬉しく思います。
    お一人お一人に、きちんとコメントしたいので、
    お返事は、暫くお待ち下さいね。

  6. maron2009 より:

    >りさりさんへ
    こんばんは。
    りさりさんの仰る通り、
    愛着障害、情緒障害等は、
    良い養育環境に置くと改善する物ですのに、
    里親宅では、改善するどころか、
    年を追う毎に、悪化するようです。

    私は、里親宅に委託された初日に、
    里親から、悪意の洗礼を受けました。
    それからは、毎日、悪意を浴びて、
    いつもビクビクと里親の顔色を見て、
    委縮して暮らして居ました。

    里親との間に、信頼関係や愛着関係が
    出来るはずが、ありませんでした。

    私は、りさりさんのお姉さんの
    鈴ちゃん(杏ちゃん)タイプの子供でした。
    親と離れ離れになる前に、
    一緒に暮らした記憶があり、
    自分では意識していませんでしたが、
    親に甘える術、親の愛情を引き出す術を、
    体得している子供でした。

    私が、里親を信用しなかったのは、
    彼らが信用出来ない大人だったからです。
    私が、里親に好意を持たなかったのは、
    彼らが私に悪意を向け、意地悪をしたからです。

    自分に悪意を向け、厄介者として扱い、
    危害を加える人を信用しないのは、
    至極当たり前の事だと思います。

    しかし、里親を擁護する人々に言わせると、
    私に問題があると言う事になるのでしょうね。

    里親に感謝して、褒め称えない里子は、
    無条件に愛着障害、情緒障害にされて、
    「里親の愛情を受け止められない里子側の問題」
    と言う事に、なるのでしょうね。

    信用に値しない里親を信用しない、
    尊敬に値しない里親を尊敬しなければ、
    「里子に問題がある」とされてしまうのです。
    本当に、やりきれません。

  7. maron2009 より:

    >クローバーさんへ
    問題行動は子供のSOS、
    仰る通りだと思います。

    問題行動が問題なのではなく、
    問題行動の原因こそが問題と言うのも、
    本当に仰る通りです。

    しかし里親側は、里子の問題行動の原因を、
    その子が前に居た環境の所為にします。
    施設や実親家庭の所為にして、
    「劣悪な環境で育ったから」だと言います。

    里子の問題行動を並べ立てて、読む者に、
    「里子は問題児で、里親は大変なんだな」
    と言うイメージを植え付け置きながら、

    「生まれつき【問題児】はいません。
    劣悪な環境の所為で、心に傷を負っているのです。
    子供の傷を癒してあげるのが、里親の役目です」

    と、【良い里親】の仮面を被って、
    施設や実親に、責任転嫁します。

    私を虐待した里親も、この典型例でした。
    里子が【劣悪な環境で育った】と主張する為に、
    私の出生や家庭事情を捏造し、吹聴しました。

    りさりさんへのコメントの中で述べましたが、
    情緒障害等は、良い養育環境に置けば、
    目に見えて改善する物です。

    しかし、里親宅では、不思議な事に、
    改善とは反対に、悪化するケースが多いようで、
    物心付く前に里親に委託され、その前の記憶が無く、
    里親を親だと思い込んでいるような里子でも、
    【前に居た環境が劣悪だから】問題を起こすと言い、
    里親の家に来て、5年経っても10年経っても、
    【前に居た環境の所為で】問題を起こし続け、
    改善する兆しが全くない里子が多いようです。
    本当に不思議な現象としか、言い様がありません。

    仮に、委託された里子が、
    深刻な障害を抱える子だと思ったら、
    里親は、児童相談所に話して、返すべきです。
    養育里親には、深刻な問題を抱える子供を
    養育する資格は無いのですから。

    患者の利益を最優先に考えている医師は、
    自分の病院の設備では充分な治療が出来ない、
    自分のスキルでは対応できないと判断すれば、
    然るべき病院や医師を紹介して、転院させます。
    (悪徳医者の中には、自分の利益を最優先に、
    患者を抱え込んで飼い殺す病院もありますが。)

    それと同じように、お金目当てではなく、
    子供の幸福を最優先に考えるなら、
    里子がより良いケアを受けられるように、
    専門家のケアの必要な子供は、手放すべきです。

    どうしても手放せない事情があるなら、
    専門医に診せたり、関連機関に相談して、
    より良いケアに繋げれば良いと思うのですが、
    何故か里親は、そうしようとしません。

    宇都宮事件の時も、そうでした。

    預かった子供に障害があると思ったら、
    普通はすぐに児童相談所に相談するか、
    専門医に診せると思いますが、
    被告の里親は、順子ちゃんの生前、
    児童相談所に相談したり、
    専門医に診せた事実は、ありませんでした。

    それなのに、順子ちゃんが亡くなると、
    いきなり「障害があった」と言い始めました。

    生きている間は、何も疑問を持たず、
    専門家に相談しようともしなかったのに、
    順子ちゃんが亡くなって、【証拠】がなくなると、
    途端に手のひらを返したように、
    「順子ちゃんは障害児だった」と主張し始めたのです。

    おかしいと思いませんか?

  8. maron2009 より:

    >たまさんへ
    私も数回、カウンセリングを受けた事があります。
    私は、里親から虐待を受けた元里子と、
    実親から虐待を受けた元子供のメンタリティーは
    かなり異なると思っているのですが、
    カウンセラーの方と、その辺の溝が埋められず、
    それっきりになってしまいました。

    里子として育った者は、虐待の有無は関係なく、
    一般家庭で育った方より、施設で育った方に
    メンタリティーが近く、共感する部分が多いのですが、
    世間では、養子も里子も一緒くたに考えられており、
    里親家庭への認識は、現実とは程遠い現状がありますね。

    里親宅での暮らしは、ストレスフルな物でした。
    私の最大のストレッサーは、里親でした。
    里親を怒らせると、殴る蹴る等の体罰を受けたり、
    食事を抜かれる等の罰を受けるので、
    彼らを怒らせない様に、常に気を付けて居ました。

    里親に逆らわず、自分の事は自分でやり、
    何を言われても二つ返事で、大人しく従い、
    里親家族の分の家事も、私がやって居ました。

    悪い事は何もしていなくても、
    里親の機嫌が悪ければ、罰を受けました。
    里親が居間で、テレビを見ている時、
    私は用事で、居間の前を通らなければならず、
    里親が、通り過ぎる私に目を向ける、
    それだけの事が、恐怖の対象になりました。

    そんな生活に、ストレスを受けないはずはなく、
    自分では意識していませんでしたが、
    見る人が見れば分かる、ストレス性の【問題行動】を
    表現していたかも知れません。
    血が出る程、ささくれを毟ったり、
    爪を齧る癖があった事は、覚えています。

    しかし、里親が近所の人や先生に吹聴した
    私の【問題行動】は、大部分が【捏造】でした。
    私は、里親の家で暴れた事は、ありません。
    里親を、大声で罵った事も、ありません。
    お金や物を盗んだ事も、ありません。

    下げられてきた残飯や、林檎の皮を拾って、
    食べた事が見つかり、怒られた事はあります。
    それを【盗癖】と言うのなら、
    私に【盗癖】があったのは、事実です。

    しかし、林檎の実を食べさせて貰えていたら、
    三角コーナーに捨てられた林檎の皮を、
    拾って食べる事は、絶対にしませんでした。
    三度の食事を、満足に食べさせて貰えていれば、
    人が食べ残した物を、人目を盗んで漁る必要は、
    ありませんでした。

    今なら、
    「満足に食べさせてくれない里親が悪い」
    と思えますが、
    当時の私は、自分が悪いと思っていました。

    里子だから、満足に食べさせて貰えなくても仕方ない、
    毎食ではなくても、食べさせて貰える時があるだけで、
    ありがたいと思わなければいけないと、思っていました。
    里子である事は、物凄く駄目な事で、
    不当な扱いをされて当たり前の立場だと、思っていました。

    アメリカで、
    「黒い肌こそ、黒色人種の尊厳である」
    「黒人は美しい」と言う思想、価値観が登場するまで、
    黒人達が「自分達は黒人だから」と卑下し、
    差別を甘んじていた様に、
    「里子だから仕方ない」と、虐待的処遇を甘んじていました。
    奴隷のように扱われて、当たり前だと思っていました。

    一言で言うと、自己評価が著しく低かったのです。
    もし、私が人並みの自尊心を持っていたら、
    里親宅で、里子として生きて行くのは、
    困難だったと思います。

    里親宅に居る間は、それで良かったのですが、
    社会に出てから、生きて行く事が苦しくなり、
    自分を見つめ直す作業に、取り掛かりました。

    自尊心や自己評価の修正は、死ぬ迄続く、
    ライフワークになると思っています。

  9. maron2009 より:

    >ハミングバードさんへ
    コメントを見逃していまして、返信が遅くなりました。
    ハミングバードさんもお感じになられたようですが、
    里親研修の異様さは、ネット上で情報が流れています。

    里親は、見るからに貧相な層と、富裕層に二極化しており、
    何故か、富裕層の里親は、何年待っても里子が委託されず、
    貧相な層の里親ばかりに、里子が何人も委託されている、
    ベテランと呼ばれる里親達は、里子の養育に関する話をしないで、
    パチンコの話をして盛り上がっていた等、
    飽きれて開いた口が塞がらない情報が、書かれていました。
    ある宗教団体が支持母体の、ある政党と、
    里親利権の癒着も、指摘されていました。

    私は里親研修の現場を見た事が無いので、
    その情報の真偽の程は、確かめ様が有りませんが、
    私がリアルで知っている里親達の事を考えると、
    まさに「有り得る」と思える内容でした。

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