里親家庭は里子の【苦しみ】を癒さない

maron2009 による 6. マロンの場合 への投稿 (6. マロンの場合)

児童養護施設の職員さんのブログに、
興味深いエピソードがありました。

その方の勤める施設は、大舎制でしたが、
この春から、ユニット制になったそうです。

それ以前は、子供達の万引きに悩まされ、
週に1度は、商店に謝罪に行っていたそうですが、
ユニット制になった途端、万引きはピタリと止まり、
この3ヶ月、万引きはゼロだと書いておられました。

このエピソードは、単純明快な事実を、
とても分かりやすい形で示唆しています。

「子供の問題行動は、環境の問題」

「子供の問題行動は、良い養育環境に置けば、
目に見えて改善する」

と言う事です。

子供の今現在の問題行動は、
【今現在の環境】を映す鏡です。

今現在、子供が舐めている【苦しさ】を
計るバロメーターです。

「問題行動に走らせている原因こそが、問題」
なのです。

この施設の場合、
大舎制(大人数集団養育)と言う環境が、
子供達を万引きに走らせていたと思われます。

ユニット制(少人数グループ養育)になった事で、
【子供達を不安定にしていた問題】が改善され、
万引きがピタリと止まったのです。

さて、里親家庭の場合は、どうでしょうか。

里親家庭が、優れた養育環境であるなら、
そこで育てられている子供達は、
心身共に健やかで、安定している筈です。
問題行動は、起こさない筈です。

たとえ問題行動を抱えている子供でも、
良い環境に置けば、目に見えて改善する事は、
上記の施設の事例でも、明らかなのですから。

しかし、里親達の主張によると、
現実は、正反対のようです。

里親に預けられている児童は、とても不安定で、
盗癖、虚言癖、暴力、放火等の問題行動を、
絶えず起こしているそうです。

それらの問題は、改善するどころか、
年を追う毎にエスカレートして、
【里親家庭を崩壊させる程】の
凶悪な問題行動に発展するそうです。

ここで取り上げている児童は、
被虐待児ではありません。
非行歴のある児童でもありません。

海の物とも山の物とも付かない幼少期に、
里親委託された児童です。

物心付くかどうかの2~3歳の幼児が、
里親委託されるや否や、問題児となり、
「里親家庭と言う環境の中で
問題行動をエスカレートさせている」
と、里親達は主張しているのです。

里親に問題があるのでは?
と思うのは、私だけでしょうか。

大沼順子ちゃんのように、乳児院では
「心優しい子」「本当に笑顔がかわいい子」
と評価された、特に問題のない子供が、
里親宅に委託された途端、
虐待されても仕方ない障害児になり、
殺されても仕方ない問題児になります。

そして、3歳の幼児を撲殺した
「里親も被害者」
だと、里親サイドは主張しています。

このような主張を展開する里親達も、
他の児童ケアの専門家と【同じ言葉】を使って、
下のように続けます。

「悪いのは、子供ではありません。
子供を問題行動に走らせる環境が悪いのです。
彼らの傷を癒してあげるのが、里親の役目です」

しかし、里親用語で
「子供を問題行動に走らせる環境」
と言う言葉は、

「その児童が、里親宅に委託される前に居た環境」

を意味します。

里親達は、里子の問題行動を、
「実親の家庭環境が劣悪だったから」
「前の里親が、躾に厳し過ぎたから」
「施設・乳児院で育った子だから」等、
子供が前に居た環境の所為にします。

しかし、考えて戴きたいのです。

児童養護施設が、
大舎制からユニット制に変わっただけで、
そこで暮らす子供達の問題行動は、
目に見えて改善しました。

「週に1回は謝罪に行っていた」状態から、
「この3ヶ月間、ゼロ」になったのです。

子供達の過去が、書き換えられた訳ではありません。
子供達が施設に入所する以前に居た環境を、
タイムマシンに乗って変えた訳でもありません。

【今現在の養育環境】が変わったから、
【今現在の子供達の行動】が変化したのです。

心理療法の場面では、
「親が語る【子供の問題】は、親自身の問題」
として扱う事が、常識になっているそうです。

子供の問題行動に悩む親御さん達は、
子供への【治療】を求めて、専門家の元を訪れます。
そして、【子供の問題】を滔々と訴えます。

万引き、家庭内暴力、不登校、自傷、非行行為。
親御さん達を悩ませる子供の問題行動は、
数え上げれば限がありません。

親は【子供の問題】として問題を捉え、
彼らの子供を治療して欲しいと訴えますが、
当面の治療対象となるのは、親自身です。

そして、親への治療が進むにつれて、
【子供の問題】が、改善していくそうです。

子供への直接的なケアは行われなくても、
親がケアを受け、癒される事で、
子供も癒されていきます。

聡明な方なら、お分かりの事と思います。

親が治療を受ける中で、
親自身の抱える問題が、浮き彫りになります。

夫婦関係の問題。
配偶者への怒り。
彼ら自身の【親】への怒り。
子供時代に未消化のまま、置き去られた葛藤。

それらの問題の存在に気付いた親は、
彼ら自身の【問題】と向き合う事になります。
そうする内に、子供の様子に変化が現われます。

親自身が【自分の抱える問題】を処理する事で、
子供の捉え方、態度、話し方、接し方が変わり、
子供の抱える問題も、同時に改善されるのです。

子供が生まれた時から、自分の手で育てた親は、
目の前に居る子供は、自分の【育児の結果】です。

子供が万引きしても、家の中で暴れても、
不登校になっても、他人に危害を加えても、
親は、責任転嫁する矛先がありません。

彼らは、自分の育児の【結果】を目の前に、
何が悪かったのだろうと自問自答し、悩み、
子供と向き合い、自分の闇と向き合います。

しかし、里親は、
児童が「前に居た環境」に、
責任転嫁する事が可能です。

幼児期に里親に委託された子供が、
里親家庭の中で傷付き、
激しい葛藤を抱え、苦しみもがき、
その傷や苦しさが、
【問題行動】と言う形で表出しようものなら、

「施設(乳児院)で育ったから」

「前の環境が、劣悪だったから」

の一言で、すべて片付けられてしまいます。

乳児院で育てられ、施設で暮らす少年少女は、
大舎制からユニット制に変わった途端、
万引きがピタリと止みました。

同じように乳児院で育った子供が、
里親家庭に預けられると、
万引き、盗み、暴力、放火、
やりたい放題の【非行のデパート】になると
里親サイドは主張している訳です。

その主張が、虚偽や誇張ではないとするならば、
里子を問題行動に走らせる原因、
問題の根源は、何処にあるのでしょうか?

実親でしょうか?
乳児院・施設が悪いのでしょうか?
それとも・・・?

第三者の方の忌憚ない御意見を
お聞かせ戴ければと思います。




非行歴のある少年の療育を行っている里親は、
日本に1件だけですが、おられます。
わずか1件だけです。

非行の背景には、虐待が潜んでいる事例が多く、
被虐待児のケアと重なる領域なのですが、
全国里親会は、【専門里親】への委託対象に、
非行歴のある児童を入れる事に、反対しています。

全国里親会が反対していると言う事は、
専門里親の多くが、非行歴のある児童の受け入れに
反対していると捉えて、良いのでしょうか。

尚、里親の大半を占める【養育里親】に、
非行歴のある児童や、虐待で心に深い傷を負っている等、
特別なケアの必要な児童は、委託されません。

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コメント
  1. ゆずき より:

    アメブロのたまさんの所からこのサイトを知りました。

    時間をかけてすべて読ませてもらいました。

    あたしは実の母から虐待を受けておりましたが、
    あたしの育ちの悪さを『あたしのせい』に
    しておりました。

    実の母でも責任の転嫁をします。
    その矛先は『子供』になり、
    ゆくゆくは『虐待』につながると思います。

    あくまでもあたしの経験ですが。

    里親家庭が責任転嫁し、なおかつ虐待している記事を読むと
    心苦しい。

    問題の根源は
    『育てている人、里親』だとおもいます。

  2. maron2009 より:

    ゆずきさん、こんにちは。
    コメント戴きまして、ありがとうございます。

    ゆずきさんのコメントを拝見して、
    【少年A】の両親と重なる物を感じました。

    (限られた情報を読んで、私が勝手に感じた事なので、
    的外れでしたら、本当にすみません・・・。)

    あの両親の本を読む際、
    「少年Aの親だ」と言う先入観は捨てて、
    客観的に読んだつもりですが、
    形容し難い【不気味さ】を覚えました。

    「この親にして、この子あり」と思い、
    恐ろしさを感じた物です。

    しかし、当の彼らは、
    他の者が感じる【不気味さ】に気付かないのか、
    「我々は極普通の親で、平凡な家庭だった」
    「少年Aが、何故あの犯行に至ったか、分からない」
    と、他人事のように主張しておられたのですね。

    まるで、彼らは「自分達は真っ当な親」で、
    彼らのお子さんが「突然変異の化け物だ」
    と言いたいのかな?と思いました。

    第三者が、彼らに感じる【歪み】に気付かず、
    子供に責任転嫁する。

    そんな大人に育てられたからこそ、
    未知数の可能性を持って生まれた子供が、
    【少年A】に育ってしまったのだと思いました。

  3. ゆずき より:

    マロンさん、ありがとうございます。

    『少年A』はあたしも読みました。
    あたしは母子家庭だったせいか、
    ごく普通の家庭、ごく普通の両親というものを理解できていないので、
    マロンさんとは違う感想もありますが、
    『この親にして、この子あり』
    という恐ろしさは、あたしも思いました。

    あたしは自分で言うのもどうかと思いますが、
    割とかしこい子供だったので、
    『この親にして、この子あり』
    と、世間から思われたくなく、
    必死で勉強し、結婚し、
    今は子供もいますが、
    あたしの実の母のようには絶対にならないと心に決めております。

    責任転嫁は実の母でも里親さんでも
    許せません。

  4. もやもや より:

    里親が悪いに決まってる。断言します、里親が問題です。

    こちらのHPを知る前、里親さんのHPに出入りしてました。実の親でも子供の愚痴を言ったり子育ての苦労話はするけど、それとは違うんですよね。恨み節というか、子供を慈しみ成長を見守る目線がない。子供が憎いとしか思えませんでした。
    「おかしい」と感じる点は多々ありましたが、一番理解に苦しむのはそこでした。

  5. 養護施設出身者 より:

    今日は。私は一時期養護施設で育ち、実母に戻されましたが、継父に虐待を受けたものです。
    実は、養護施設で育ち、里親制度を推進されているという方に6年程前にネットの中で知り合い、私の体験記を書いたりしてました。

    其の侭育児に忙しく疎かになってしまってその方とは疎遠になってしまいましたが、
    最近、動物の里親の事で調べていたらその方の名前があり愕然としました。

    別人だと思ってた人が全て同じ人。
    養護施設の件も嘘が多く、、、、しかも「里親」という名前に執着している。

    それから、、、里親制度の事を色々調べたら、、、、、、
    養子縁組ではない、預かり保育のように「金」を出して家に招き入れてるんですね。。。。

    その方の推進しているのは飽くまで「里親」親がいない子の「養子縁組」を進める制度ではなく、、、、

    里親全てが悪いとは思いませんし、養護施設の全てが悪いとも思いません
    実際実親に育てられても劣悪な環境の子もいますし、、、

    ただ、これが全て、これだけが素晴らしい、後は塵だというような考え方をお互いしているようで
    どこかのカルト宗教の反勢力を作り煽るのと何ら変わらないんじゃないか、、、と。

    私は施設にあまり良い想い出はないです。
    が、家庭にはそれ以上に苦しい想い出しかありません
    だからこそ、今の子供達をちゃんと育てて、慈しみたいと思ってます。

    子供が出来ない家庭に養子縁組を推進する事を先ずする、、、それはダメなんでしょうかね、、
    里親は先生みたいなものなんだなぁ、、、と。

    それもそうですが、犬猫も同じ生き物、どうして人だけが優れている、と思えるのか
    子供を慈しもうとする里親が、同じ生き物を下等扱いする、、、それがぞっとします。
    子供と動物と一緒に生活している私はそう思います

    それに、、、私は幾ら苦しくても、子供を責任を持ってどんなカタチでも育てる事に携わるのなら
    ちゃんと養子縁組をし、一生の付き合うつもりで関わります。

    だって、、、里親制度は「里親と言うな」と言っている犬猫の「里親」制度と大して変わらないじゃないですか、、、、チェンジも利く、短期間って。
    犬猫の方はお金のやり取り無いですけどね、、、

  6. suma より:

    施設と里親のことはネットで得た情報しかないからよく分からないので想像になります。

    家庭と施設だったら論ずるまでもなく家庭の方がのびのびと暮らせる安らぎの場だと思うのに、

    里親サイドの体験談を拝見させて頂くとおおかた問題児になってます。

    確信犯の虐待と無自覚の虐待を一切抜きにして考えみても、里親一家に心の余裕がないことを里子が敏感に読み取って、

    居心地の悪さと居場所のなさの孤独感から問題行動へ…となってしまうのかと思います。

    子供が好きだから、という動機で里親になった方が、養育の現実に直面したらこのタイプになるかも?

    全てを里子のせいにしてはいけません。

  7. maron2009 より:

    >ゆずきさん

    「この親にして、この子あり」は、
    【少年A】の親子関係に、感じた事です。
    機能不全家族に育った方が、皆、
    少年Aになるとは思っていません。
    私の言葉足らずで、不愉快な思いをされましたら、
    申し訳ありませんでした。

    虐待や機能不全家庭に育った方が、
    親と同じ楔を踏まない為には、
    本人が気付きを得て、自分の闇と向き合うかに
    掛かっていると思います。

    自分の内にある闇に目を背け、
    外側を飾って生きて行く方が、楽ですから。

    私も物心付いた時は、母子家庭でしたが、
    母親だけで満足しており、父親が居ない事に、
    不満も寂しさもありませんでした。
    私の中では、それが普通で、
    母親との生活は、とても幸福な物だったのですが、
    その後、私に関わった大人達に、
    私の事なのに、私の気持ちを無視して、
    父親不在だの、寂しいだの、
    的外れな事を勝手に決め付けられて、
    子供ながらに憤りを覚えました。

  8. maron2009 より:

    >もやもやさん

    もやもやさんの御感想を拝見して、
    里子ではない第三者の方も、
    そのように感じている事が分かって、安心しました。

    私達が感じた事を述べると、
    「被害妄想」
    「里子は歪んでいるから、そう感じるのだ」
    と、言われてしまうので。

  9. maron2009 より:

    >養護施設出身者さん

    こんにちは。
    私は生まれてから数年間、親元で育てられ、
    その後、里親宅をたらい回しにされながら、
    児童養護施設で暮らした経験がある者です。

    >その方の推進しているのは飽くまで「里親」親がいない子の「養子縁組」を進める制度ではなく、、、、

    そうなのです。
    要保護児童の中で、親と交流のない子供、
    家庭復帰する見込みのない子供は、
    法的な身分を保証する【後ろ盾】を与えて欲しい、
    社会的養護の枠を超えた【家族】の一員として、
    子供時代を過ごし、成人後も生きて欲しいと思います。
    現状の制度の中では、特別養子縁組が最も安全で、
    子供の利益になると、私は考えています。

    >里親全てが悪いとは思いませんし、養護施設の全てが悪いとも思いません
    >実際実親に育てられても劣悪な環境の子もいますし、、、

    私も、仰る通りだと思います。
    子供が劣悪な環境に置かれている場合は、
    速やかに救出されて、保護されるべきです。
    それは、実親も、施設も、里親の下でも、同じです。

    そして、環境の良い施設もあれば、悪い施設もあります。
    良質な里親もいれば、悪質な里親もいます。

    しかし、不運にも悪質な環境に当たってしまった場合、
    里親宅は【密室】のため発見が難しく、
    内部告発や抑止力(他の職員や、第三者の目)が無く、
    虐待がエスカレートし易いと言う危険性があります。
    実際、虐待が【事件】として露見した時、
    施設での虐待よりも、里親の虐待の方が、
    子供が悲惨な状態で発見されている事実があります。

    私は、その危険性を、知って戴きたいのです。
    里親ではなく、世間一般の方々と、親御さん達に。
    そして、欲を言えば、要保護児童の親御さんにこそ、
    この事実を知って戴きたいと、願っています。

    >それもそうですが、犬猫も同じ生き物、どうして人だけが優れている、と思えるのか
    >子供を慈しもうとする里親が、同じ生き物を下等扱いする、、、それがぞっとします。

    そうですね。
    この手の話になると、
    「自分の子供と、ペットが溺れていたら、どちらを先に助けるか」
    と言う詭弁を出されます。

    私は子供は居ませんが、
    親とペットが溺れていたら、親を先に助けます。
    それは、私にとって親は【特別な存在】だからです。
    特別な存在の中でも、特に特別な人だからです。

    親は「人間だから、動物より優れているから」
    と言う理由で、先に助けるのではありません。

    同じように、私が可愛がっているペットと、
    赤の他人が溺れていたら、
    うちのペットを先に助けると思います。
    それは、私にとって、赤の他人の人間よりも、
    ペットの動物の方が、私には大切だからです。

    命の重みに貴賎はあるかと言う問題ではありません。
    私にとって、大事な人、特別な存在と、
    そうではない存在がある、ただそれだけの話です。

  10. maron2009 より:

    >sumaさん

    >家庭と施設だったら論ずるまでもなく家庭の方がのびのびと暮らせる安らぎの場だと思うのに、

    確かに、【自分の家庭】と施設なら、
    家庭の方が、のびのびと暮らせますね。

    忘れてならないのは、里親家庭は、
    里子にとっては、【他人の家庭】と言う事です。
    佐藤さんの家庭は、鈴木さんの家庭ではないように、
    里親家庭は、里子の家庭では、ありません。

    そして、絶対的な上下関係がある関係の、
    圧倒的に優位な立場の者の家庭です。

    休日を、会社の上司の自宅で過ごす事と、
    ホテルで過ごす事を、考えてみて下さい。
    どちらがくつろいで、のびのびと過ごせますか?

    私なら、ホテルを選びます。

    >子供が好きだから、という動機で里親になった方が、養育の現実に直面したらこのタイプになるかも?

    単純に「子供が好きだから」と言う方は、
    子供に携わる職業を選ぶような気がします。

    お金目当てや、確信犯的な悪質里親を抜きに考えても、
    里親になりたがるような人は、
    単に「子供が好きだから」以外の、
    何か別の目的があるような気がするのです。

    ただ「子供が好き」なだけなら、
    保育士や幼稚園教諭にでもなるか、
    養子縁組すればいいと思いますから。

    そして、特別養子縁組は、
    裁判所の審判に依る【決定型】の養子縁組です。
    原則的に、親の同意が必要ですが、
    親が意思表示できない場合(不祥や失踪等)や、
    同意が得られない場合でも、
    「親に養育する意思が見られない」等、
    養親候補の養子になる方が
    子供の利益になると裁判官に判断されれば、
    縁組は成立します。

    普通養子縁組は、養子となる子が15歳以上なら、
    実親の同意は必要ありません。
    本人の同意だけで、成立します。

    里親にとっては、養育する児童が、
    【里子=要保護児童、他人の子】
    でなければならない理由が、
    あるような気がします。

    「里親として、里子を養育する」からこそ価値があり、
    ファミリーサポート(自宅を利用した託児制度)や、
    子供が【養子】だったら価値がなくなる理由が、
    あるような気がするのですよね。

    私が、そう思っているだけですが。

  11. お局様 より:

    たまさんの所でもコメントさせていただいていましたが、私はあくまでも、グループホームを推進してほしいと思っています。
    様々な経緯を経て、障害者については脱施設という方向性を、福祉先進国が示しています。
    (障害者の親なので、全てがそこからのスタートで申し訳ないのですが…)
    一人一部屋で、部屋に入れば、プライバシーが保てます。
    年齢によれば、それは大切なことです。
    家庭的な雰囲気の中での暮らしに近いです。
    精神障害者の場合は、ワンルームマンション形式だったりします。
    一部屋ではないのです。
    こういう様々な形態を作るべきだと思うのです。

    問題はお金なのです。
    障害者のグループホームやケアホームを作るのにも、公営住宅を借りて…という方法もありますが、重度だと建設しないといけません。
    障害者の施設を建設する時、親がバザーなどで捻出した資金と自己資金を足します。(行政からの補助金が少ないのです。)

    子どもの施設も同じで、お金が必要です。
    でも、子どもの施設の建設は、当たり前ですが、親は一円も出しません。
    全て税金です。
    そのためにも、無駄使いはしていただきたくないのです。
    大切な税金ですから、意義ある使い方をしていただきたいと願っています。

  12. maron2009 より:

    >お局様さん

    子供は、18歳になれば嫌でも自立し、
    福祉のゆりかごから離陸しますが、
    障害者は、医学が革命的に進歩しない限り、
    福祉のゆりかごの中で、一生を過ごす事になります。
    自立する見込みのない障害者の場合、
    親亡き後の住まいの確保は、深刻な問題でしょう。
    そう考えると、グループホームが一番になりますね。

    児童福祉の場合、グループホームを建てれば
    全て解決すると言う物では、ありません。

    家庭復帰を目標とするなら、先ず、親が抱えている問題、
    【親子分離に至った問題】が解消されなければならず、
    親子を一つの単位としたサポートが急務なのですが、
    親へのサポートは、ほとんど行われていません。

    親が子供に関わる意思がなく、家庭復帰が絶望的なら、
    別の道を用意しなければなりませんが、
    グループホームが一番、と言う訳ではありません。

    先ずは、社会的養護の枠を超えた居場所、拠り所、
    法的な身分を、子供に保障して欲しいと思います。
    その為に、特別養子縁組を推進して欲しいと思います。

    勿論、【社会的養護】の枠の中では
    グループホームがベストだと思いますが、
    社会的養護を受ける子供を減らす事を、
    最優先して欲しいと思います。

  13. クローバー より:

    皆さま、こんにちは。

    里子が養子ではなく、里子で在り続ければ、
    里親側には、養育費と手当が約束され、世間の誤解
    (里親は有志のボランティア)から社会的な地位も確保され、
    更に、とっさの場合には全ての原因を里子の過去のせいにもできる・・・

    とっさの場合・・・例えば、里親が里子を手に掛けて、刑事事件を起こしたと
    しても、里親団体が、加害者をかばう為の募金活動や、署名活動にいそしんで
    くれて、更に、控訴費用も負担してくれる・・・

    「親になるのに免許はいらない」とは、何かの映画のセリフでしたが、
    養育里親になるのにも、免許は無いのでしょうか?
    研修や勉強会程度で手に入れた程度の養育豆知識なので、里子の問題行動
    も改善には至らないわけでしょうか・・・?

    圧倒的に、大人の方が強い関係のまま、密室で、里親の個人の力量の
    下で養育される子どもたち。
    子供の「NO」をあるがまま、そのまま受け入れてくれる度量のある
    里親に養育されている子どもは、果たして全体の何%くらいなのでしょうか?

    蛇足ですが・・・

    養護施設出身者さんの、
    「これが全て、これだけが素晴らしい、後は塵だというような考え方をお互いしているようで
     どこかのカルト宗教の反勢力を作り煽るのと何ら変わらないんじゃないか」
    との一文のみ、異を唱えたいと思います。

    そう感じられた原因は、“尊い人”の、コメントでしょうか?であれば、その責任の一端は、
    私の書き方にあると思います。

    里子経験者の皆さんが、一つの考えに執着・固執し、それ以外は排除する・・・という
    洗脳や発言統制のような行いは、一度もされていません。

    目の前でタイムリーに繰り広げられた、削除祭り・・・

    あれだけ虐待の定義だの、愛着障害の弊害だの、理路整然と論理的に話しを進める方、
    その同一の方が、自分に不利なコメントは、乱暴な言葉を使っていなくても、HP主に
    問いかける内容であっても、容赦なくザクザクと削除される姿に、私は言葉にならない
    ほどのショックを感じました。

    「一見、話しがわかるようでいて、それでも別の星の住人かのように感情が理解できない」
    そのギャップが私には不気味でした。

    不利なコメントに対して、寛容な態度を見せることは皆無、それでも連日、まめまめしく
    御自分の主義主張を延々とブログにアップすることは忘れない。
    御自分の考えを主張されることに対する執着心、相反して、淡白に語られる子どもたち。

    しかも、皆さんは、ある程度その方の動きを予測されていました。

    私は、ショックを受けた感情も生々しいまま、コメントさせて頂きました。
    その取り乱しようが、カルト教の教祖を崇める信者よろしく、おどろおどろしく
    養護施設出身者さんの目に映ったのではないでしょうか?

    ですが、しぃさん始めこちらの皆さんは、決して発言の誘導をしたり、洗脳をし
    たり、統制を強いたりはされていません。

    私自身は、完全な自由意思で自分の中の違和感を解消すべく、あちらこちらを調
    べたり、問いかけたり、発言をしています。

    ですので、“カルト宗教の反勢力”には該当しないかと思うのですが、いかがで
    しょうか・・・?

  14. お局様 より:

    マロンさん
    すみません。
    十分に記せてなくて・・・
    私も特別養子縁組が一番だと思います。
    ただ、現状は少なそうですね。
    これを記すと、お叱りを受けると思いますが、生殖医療の発展も行くところまで来たように思います。
    海外でお金持ちは、代理母に依頼しています。
    ビジネスですよね。
    こういうところまで発展すると、経済的にも余裕のあるお子さんに恵まれない方が利用されているので、これ以上に発展すると「特別養子縁組」を望む方も少なくなりはしないか?!などと思ったりします。
    アメリカでは、古くはユル・ブリンナーがベトナム難民の子どもを養子にして育てました。
    日本では、有名な人たちが「特別養子」を望んでも「無理です」との返事があったと和田明子さんがTVで話されていました。
    親になるのは難しいようですね。
    それに引き換え、里親になるのは簡単だと思ってしまうのは、私が歪んでしまっているからでしょうか?

    また、現在の施設に居るお子さんは、実親からの虐待を受けたお子さんが多いとも聞いていますので、その子たちのためには少人数のグループホームがいいと思っています。

  15. りぼん より:

    すべての里親が、ではありませんが、
    里親が子供の「問題行動」の原因を「前に居た環境」に責任転嫁する傾向があること、ずっと気になってました。

    目の前にいる相手が自分の思うように動いてくれない場合、人は自分が変わることではなく、相手に変わることを求め、相手が変わらないと、相手の努力不足だと考えたり、それまでの生育歴や生まれ持った性格のせいだと結論付けてしまいがちです。
    自分も含めて、人間というものの弱さを思います。

  16. maron2009 より:

    >クローバーさん

    仰る通り、里親達にとって、
    里子が里子でなければ価値がない事、
    「複雑な事情のある子」「かわいそうな子」
    と言う【偏見】がなければ、
    家に置いておく価値がないのだろう
    と言う事は、里親宅に委託されていた頃から
    感じていました。

    >研修や勉強会程度で手に入れた程度の養育豆知識なので、

    里親から里子への虐待事件が報道されると、
    里親サイドは決まって、
    「フォローしてくれない児童相談所が悪い、
    里親にもっと支援を!」と言う声明を出しますが、
    H21年度、里親へのフォローの一環として、
    研修が義務付けされてから、
    (それまで研修が無かった事が、驚きですが)
    里親登録の継続を躊躇する者、
    辞退する者が、続出したそうです。

    里親の求める【里親への支援】とは何だろう?
    「里親への支援が足りない」と言うのは、
    ただの言い訳なのでは?とさえ思えます。

    養護施設出身者さんの件は、
    私の至らなさを痛感しています。
    伝えたい事を、伝えられず事、
    誤解を与えてしまったのは、
    私の力不足で、私の責任です。

    改める所は改め、見直す所は見直して、
    精進しなければならないと思いました。

    >子供の「NO」をあるがまま、そのまま受け入れてくれる度量のある

    資質のある里親は、ほんの一握りだと思います。
    私がリアルで知っている里親達も、
    ネットでお見かけする里親の多くも、
    里子側の「NO」を前にした時、
    普段の「子供の為に」と言う主張とは矛盾する
    激しい攻撃性を垣間見せました。

    自由意志で発言できる大人に対しても、
    あれだけの攻撃性を発揮するのですから、
    もし、子供が「NO」と言おうものなら、
    そう感じる里子に【問題】や【障害】があるとされ、
    「YES」と言う迄、徹底的に攻撃すると思います。

    彼らの下で生き延びる為には、
    自分を殺して、里親の奴隷になるしか
    道は残されていないと、思います。

    さもなければ、容赦なく虐待されるか、
    手に負えない問題児とされ、返品されるかの
    どちらかでしょう。

    削除祭りの一件は、正直な所、
    私は余り、ショックは受けませんでした。
    あれ程露骨に踊って下さるとは、予想外でしたが。

    彼女らの発言内容や行動パターンは、
    【ザ・里親】と題したくなる程、里親の典型例で、
    とても分かり易い素材だと思います。

    里親を間近で接した事がなく、良く知らない方が、
    里親と言う人種を知る為の観察対象としては、
    丁度良いと思いました。

  17. maron2009 より:

    >お局様さん

    将来、生殖医療が今よりも格段に進歩すれば、
    話は違って来ると思いますが、
    現状は、養子縁組を斡旋する現場では、
    子供が【不足】しています。
    子供に恵まれず、養子を望む夫婦に比べて、
    養子になれる子供の絶対数が、少ないのです。

    児童相談所でも、民間の養子斡旋団体でも、
    養子を望む夫婦が、何年も待機していると聞きます。

    有名人が、養子縁組の審査に落ちるのは、
    環境に問題と判断されているか、
    (仕事が忙しく、養子を託された後も、
    仕事を休職・辞める意思がない等)
    年齢がネックになっていると、思います。

    アメリカで、外国人の養子を迎える方が多いのは、
    日本と同様、とても厳しい審査があるからです。
    アメリカ国籍の子供は、法に何重にも守られている為、
    養子を望んでいても、基準に満たない方は、
    審査が甘い外国籍の子供を、
    養子にする事例が多いと聞いています。

    私は、年齢制限はあって当然だと思います。
    50代の夫婦が、養子を迎えた場合、
    子供が20歳になった時、親は70代です。
    下手をすれば、介護老人です。

    そして、子供が結婚して、
    そのまた子供が生まれる頃には、
    親は寿命を迎えているかも知れません。

    私は、育児には、
    親の親の支援が必要だと思います。
    無くても何とかなる場合も多いですが、
    親が、自分の親を頼れない場合、
    子供が要保護児童になる確立が高いのです。

    養子縁組は、実親家庭とは異なります。
    子供が生まれた後から、
    生家とは別の家庭を与える制度です。
    子供が不幸になる兆候は、些細な事でも見逃さず、
    吟味に吟味を重ねて欲しいと思います。

    現在、施設にいる子供の4割は、
    虐待を受けた経験のある児童だと言われています。
    グループホームは勿論、情緒障害児施設の増設や、
    必要な各種分野の専門家が連携しての
    チームケアを、導入して欲しいと思います。

  18. maron2009 より:

    >りぼんさん

    疑問に感じているのは、私達だけではない、
    里子経験者ではない方も、
    気になっている事が分かって、安心しました。

    例えば、思春期以降の複雑な年齢で、
    非行問題で少年院に入院した児童の
    退院後の引き取りを、実の親が拒否、
    里親に預けられたと言う場合、
    (そのような児童を療育している里親は、
    日本に1件しか居られませんが。)
    その子の生育歴や家庭環境が
    問題の根底にあると理解するのは、
    とても大切な事だと思います。

    非行の背景には、家庭環境の問題や、
    虐待が潜んでいる事例が、ほとんどです。

    しかし、「親の疾病や就業、困窮等の理由で、
    家庭から措置された低年齢の子供」や、
    「物心付くか付かないかの、2~3歳の時に、
    乳児院から措置された幼児」が、
    思春期以降になってから、自傷や自殺未遂、
    摂食障害、薬物依存等の問題を抱えても、
    「2歳まで施設で育った所為で、自傷(薬物)に走った」
    と堂々と主張して、悪びれる様子も無い。

    自殺未遂をしたり、
    何かに依存しなければ、生きて行けない程、
    里親の下で苦しみ抜いた子供の【苦しさ】まで
    施設批判の材料として、里親に都合良く利用される。
    本当に浮かばれません。

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