りさりさんのブログの書籍化につづいて嬉しい情報が。

千代子さんの「里親から里子への児童虐待」サイト
「社会福祉法人 社会福祉協議会」が発行している
「新 保育士養成講座 第5巻 社会的養護」に掲載されました。

詳しくはコチラ。
http://childabuse.blog61.fc2.com/blog-entry-99.html

千代子さんのサイトは里親推進派から「捏造サイト」呼ばわりされたり
いわれもない中傷を受けたこともありました。
このたび保育士さん向けの社会的養護の教本に採用されたのは
千代子さんのサイトの正当性や資料的価値が認められた証。

また、りさりさんもご自身のブログで語っておられますが
社会福祉協議会が千代子さんのサイトの趣旨を踏まえた上で資料として採用したことは
そこになんらかの「メッセージ」がこめられてると感じます。

いままでタブー視されてた里親制度の闇の部分に触れる記事が
全国紙の紙面やウェッブ版にもチラホラながらも取り上げられはじめてます。

千代子さん、りさりさん、そして、たまさん。
他力本願で恐縮するばかりですが、この方々のおかげで確実に前進してます。
この問題に関心を持っていただいたすべての方に、心からの感謝を捧げます。

当ブログで紹介させていただいてるりさりさんのブログ「ぬるく愛を語れ!」が書籍になりました。

「いつか見た青い空」

ブログに掲載してない書きおろし作品もあり、いろいろと考えさせられる一冊でした。

極論をいうと子どもの健全な成長に必要なのは「お父さん」でも「お母さん」でも「家庭」でもなく
「愛情」と「安心できる環境」と「信頼できる世界」なのでは?

世間の大多数の人々にとって、それらは家庭とイコールになってるので
子どもは家庭で育てられるべき的な固定観念があるケド
愛情がない家庭、安心できない家庭なら、ないほうがマシ。
愛情と安心があれば家庭というカタチにこだわる必要はない。

ヒトと四つ足を一緒くたにするつもりはないケド、
母系家族集団で群れを形成するライオンも、チンパンジーのような霊長類も
なんらかの事情で親が育てられずにヒトの手による人工哺乳で育った個体は
その種族として適切な求愛行動や繁殖行動ができないとか
野生復帰は絶望的だといわれてた時代があったの。

でも最近は、ヒトの手で人口哺乳で育てられた個体でも
子ども時代に同じ種族の子どもと遊んだり一緒に育てられてれば
成体になってから群れへの復帰や野生復帰がスムーズになり
求愛行動や繁殖行動も問題なく行えることが明らかになってるの。

子どもにとって本当に必要なモノはなにか。

親が育てられない子どもにとってモアベターな養育環境とはなにか。

家庭とか両親とかってカタチにとらわれず、子どもたちの生の声に耳を傾けて
彼らが本当に必要とする社会的養護を提供してほしいものです。

「こうあるべきだ」的なオトナのエゴの押しつけではなく
子どもたちが本当に必要とするものを、子ども目線で。

P.S.
たくさんのコメントありがとうございます。
モデレーションとレスが滞ってますが、すべて読んでます。
励みになります!

里親、女子にわいせつ行為 容疑で無職男を逮捕 滋賀・甲賀署
2010.10.22 03:17

昨年8月、里親として自宅に短期滞在(ホームステイ)させていた中学2年の女子生徒=当時(14)=の胸などを触ったとして、甲賀署は21日、強制わいせつの疑いで、甲賀市土山町山中の無職、杉岡博容疑者(62)を逮捕した。甲賀署によると、「やっていない」と容疑を否認しているという。

逮捕容疑は、昨年8月中旬、自宅で、短期滞在していた女子生徒の胸などを触ったとしている。

県によると、ホームステイは県内の児童福祉施設などに入所している子供の自立や育成のため、里親家庭での生活を体験してもらう制度。女子生徒も、入所していた施設から夏休みを利用し11日間の予定で杉岡容疑者宅を訪れていた。

杉岡容疑者は平成14年に県が里親として認定。事件当時、女子生徒と別に小学生以下の2人を養育しており、事件後にさらに1人を受け入れていた。女子生徒は18年から杉岡容疑者宅に短期訪問を繰り返しており、事件当時で11回目。

県子ども・青少年局の佐竹吉雄局長は「杉岡容疑者は里親会のキャンプ大会に子供らと一緒に参加するなど、養育熱心だったと聞いている。それだけに今回の事件は非常に残念だ」と話した。

http://sankei.jp.msn.com/region/news/110121/shg11012106360025-n1.htm

※※※※※※

この里親、女の子の里子ばっかり3人も預かってたのね。
なにが目的なのかしらね。って薄々わかるけど。
ぶっちゃけキモイ。

この事件は後日談があります。

県と児童相談所は被害者の少女に謝罪しました。
テレビの前で深々と頭を下げました。

しかし「里親団体」は毎度のことながら
杉岡容疑者は「そんなことをするヒトではない」と主張して
釈放を求める署名を集め、上申書を提出しました。

里親たちは「里親の社会的評価」を優先したワケです。
里親の社会的評価と名誉を守るために
少女の「狂言」と決めつけ、「ウソつき」扱いし、平気でセカンドレイプする。
それが里親団体の体質であり、
そこに所属する「善意の里親」たちの多数派の姿です。

わいせつ事件や婦女暴行のような「親告罪」は、訴える側も徹底的に調べられます。
少女(児童養護施設)が告訴し、里親が逮捕されたというコトは、
「逮捕状」が発行された事実を意味しており、「証拠」があったコトを意味してます。

しかし、逮捕状が発行される根拠となった「証拠」が
同容疑者の家にホームステイした経験のある別の少女や
ほかの里子たちの「証言」だった場合、
裁判になると、子どもの「証言」は証拠能力が低いとされて
「物的証拠」がないかぎり、被害を立証するのはきわめて困難です。

それこそ里子の少女の体内に容疑者の体液があったとか
少女が妊娠して胎児のDNAが容疑者のモノと一致したとか
よほどのことがないかぎり、里親を有罪にするのは困難です。

事実、この里親は「処分保留」で釈放されてしまいました。
「処分保留」は、無実を意味するモノではありません。
裁判で有罪にできるほどの「物的証拠」がない、という意味です。

これが、「密室の恐怖」です。

>県子ども・青少年局の佐竹吉雄局長は
>「杉岡容疑者は里親会のキャンプ大会に子供らと一緒に参加するなど、養育熱心だったと聞いている。
>それだけに今回の事件は非常に残念だ」と話した。

大阪の吉村陽子容疑者──里子の5歳少女に数ケ月に渡って「継続的に」下半身を虐待し、
直腸を引き裂いて半年以上の入院、人工肛門の重症を負わせた里親──は、
「虐待防止委員」で、地元の「ファミリーサポーター」に登録しており、
「熱心な里親」と評価されてました。

北海道の根本靖子容疑者──里子の頭にピンを突き刺した──は
里親経験30年以上のベテランで、夫は里親会の会長でした。

同じく北海道で、里子の少女を乱暴し妊娠させた里親も「実績がある人」で
「資質や人格に問題があるとは思わなかった」と評価されてました。
※この事件は、胎児のDNAが容疑者のモノと一致し、里親の「クロ」は確定。

大阪で、女子中学生にわいせつ行為をして逮捕された近藤祐市容疑者は
「大阪里親連合会」で理事を二期務めた里親でした。
同容疑者は理髪店を経営しており、以前から客の少女たち(里子ではない)に
「金を与えて体を触ったり、下半身や胸の写真を撮る」などしており、
府警では余罪があるとみているとのコト。

逮捕された里親は、いずれも「里親会の会長夫婦」「里親連合会の理事」
「熱心な里親」「実績がある」「30年以上のベテラン」だった里親たちです。

「そんなことをするヒトではない」といわれる里親らが
第三者の目のない「密室」で子どもを虐待し、逮捕されてます。

これは「現実」です。

イイカゲン、目を覚ましてください。
寝言は寝てから言ってください。

連絡ください

gladiolus2009 による 8. 雑記 への投稿 (8. 雑記)

寄稿者の中に連絡とれない方がいます。
公表するのはどうかと控えてましたが
地震前からネットでもリアルでも連絡がとれなくなってて、みんな心配してます。

もし被災してたらネットどころではないと思いますが
落ち着いてからで構いませんのでご連絡いただければ幸いです。
被災してなくてもお金や寝場所に困ってたらなんとかします。
本気で絶対なんとかしますので連絡ください。
みんなの連絡先は変わってません。

現在、日本には、約4万人の要保護児童がいます。
ほとんどに親がいて、大多数が家庭復帰して居ます。

私は家庭復帰出来ずに、措置解除を迎えましたが、
面会の頻度は、親が置かれた状況に依って
ばらつきがありましたが、親と交流がありました。

親権者の同意や、保証人が必要な時は、
親がなってくれました。

問題になるのは、親が居ない児童や、
親が居ても、交流がない児童です。

出生届すら提出せずに、子供を遺棄する親が居ます。
出生届は提出しても、子供は産院から乳児院に直行して、
1度も面会に来ない親も居ます。

親の人生から、【削除】されてしまった子供達です。

とても悲しい事ですが、
親にとって、【居ると都合が悪い子供】は、
存在します。

私は、生みの親に恵まれなかった子供達は、
特別養子縁組で、育て親の家庭に迎えられる事が、
ベストだと思っています。

しかし、我が国の児童福祉の現場は、
養子縁組の斡旋に、消極的です。

特別養子縁組で、子供を迎えた御夫婦は、
民間の養子斡旋団体を利用された方が、多いようです。

一方で、【養育里親】への委託は、
国がノルマ【数値目標】を掲げて、増やそうとしています。

そのせいか、児童相談所の下では、
親権者が、特別養子縁組を望んでいても、
里親委託されてしまったケースがあります。

ある女性が、乳児院に預けたお子さんを、
子供がいない夫婦の養子になって、
可愛がられて欲しいと願い、
特別養子縁組を希望しましたが、
お子さんは、養育里親に委託されてしまいました。

児童相談所は、子供が特別養子になり、
実の父親への【権利】を喪失する事は、
子供の為にならないと、判断したようです。

特別養子は、実親との親子関係が消滅する為、
実親の財産の相続権を失います。

両親が離婚して、母親が親権を持っていても、
子供は、父親の財産を相続する権利があります。

婚外子でも、父親に認知されて居れば、
嫡出子の2分の1ですが、相続権が認められています。

当事者のお子さんの父親が、どんな人物で、
幾らの財産があるのか、分かりません。

限られた情報しかなく、詳しい事情は分かりませんが、

「自分で育てる事は出来ないが、
子供がいない夫婦に可愛がられて、
幸せになって欲しい」

と言う、切ない思いから、
親権者が特別養子縁組を希望しても、
児童相談所が取った措置は、
養育里親への委託でした。

私が、以前より危惧していた事が、
現実に起きている事を知り、愕然としました。

要保護児童に措置に関わる領域では、
児童相談所の権限は、絶大です。

子供が一旦、国の保護下に入ってしまうと、
親権者でも、どうにも出来ない事があります。

その子が大人になった時、
養育里親に委託されて幸せだったと思うか、
特別養子になりたかったと思うか、
本人でなければ、分かりませんが、

私の個人的な気持ちを言わせて戴ければ、
大人になって、父親を名乗る知らない人物に、
財産の生前分与を受けたり、遺産を相続しても、
失われた子供時代は、返って来ません。

今の苦しさが、癒える事はありません。
生き難さから、開放される事はありません。

時を巻き戻す事が出来ないように、
人生を埋め合わせる事は、出来ません。

望まない妊娠等で、お子さんを育てる事が出来ず、
特別養子縁組を希望する女性が居られましたら、
児童相談所に引き渡す前に、
民間の養子斡旋団体に、相談して下さい。

特別養子縁組は、
居ると都合が悪い子供を、
合法的に戸籍から抹消できる、唯一の手段です。

児童相談所に子供を引き渡すと、
お子さんは、国の保護下に入ります。

そうなると、お子さんの幸福より、
国の政策が、優先されてしまいます。

国の政策は、
「養育里親への委託率を上げろ」
です。

国が、養子縁組より、里親制度を推進しているのは、
長年、里親団体【好戦的な圧力団体】が徒党を組んで
毎年のように、国と交渉をしたり、圧力を掛けたり、
働き掛けを行っているからだと思います。

里親団体の、一見優しい言葉に惑わされず、
彼らの活動内容を見れば、
かなり攻撃性が高い団体だと分かります。

現在、全国で、里親登録者は約7千人も居ますが、
里子が委託されているのは、僅か2千人だけです。

「里親は不足している」と言うのは、都市伝説です。

現実は、全ての自治体で、里親は余って居ます。

その証拠に、里親コミュニティ等で、
「里親登録して、何年になりますが、里子が委託されない」
と言う、里親登録者の不満が、散見されます。

里親団体は、あの手この手で、
余剰里親の失業対策に、奔走しています。

しかし、
「特別養子縁組の成立数を上げろ」
と、政府や自治体に働き掛けたり、
圧力を掛けて居る団体は、ありません。

この決定的な違いが、
国が養子縁組よりも、
里親委託を優先した政策を掲げる
大きな理由だと、私は思っています。

「子供には、施設より、家庭的環境が良い」
「福祉予算の削減になる」
それだけの理由なら、養子縁組を推進する筈です。

里親委託より、養子縁組のほうが、
遥かに【家庭的】で、【安上がり】なのですから。

【こうのとりのゆりかご】は、お勧めしません。
遺棄児として、児童相談所に引き渡されるだけです。

親として、子供に関わるつもりがないのなら、
お子さんが、【特別養子縁組】で
実子と同等の権利を持つ子供として、
育て親の家庭に迎えられる機会を
与えてあげて下さい。